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“ジャンボ軍団未完の大器”小林夢果 ぶっ飛び~3差6位浮上!今大会トップ平均飛距離275ヤード

スポニチアネックス / 2024年10月19日 4時45分

<マスターズGCレディース第2日>11番、ティーショットを放つ小林夢果(撮影・井垣 忠夫)

 ◇女子ゴルフツアー NOBUTA GROUP マスターズGCレディース第2日(2024年10月18日 兵庫県 マスターズGC=6506ヤード、パー72)

 03年度生まれ「ダイヤモンド世代」の小林夢果(21=ヨコハマタイヤジャパン)が5バーディー、1ボギーの68と伸ばし、通算8アンダーの6位に順位を上げた。首位とは3打差。尾崎将司に師事するジャンボの秘蔵っ子が、今季11勝を挙げている同世代の波に乗ってツアー初優勝を狙う。通算11アンダーの首位には岩井明愛(22=Honda)ら3選手が並んだ。

 パワーある小林の魅力が詰まった一打だった。最終9番パー4。残り107ヤードの第2打で54度ウエッジを振り抜くと右奥カラーに着弾した球にバックスピンがかかり、右手前のカップに寄っていった。バーディー締めで6位に浮上。「初日と同じで4アンダーで上がれていいかなあと思います」。ジャンボ軍団の秘蔵っ子が、優勝戦線に加わった。

 尾崎主宰のアカデミーで高校時代から腕を磨き、持ち前の1Wの飛距離をさらに15ヤード伸ばした。キャリーは260ヤードでキャディーを務める尾崎の長男・智春氏によると「(練習に通っていた)笹生優花と同じくらい」という。今大会の平均飛距離は275ヤードで1位。1メートル67の長身から放たれる弾道は高さもある。高いポテンシャルを秘めた21歳なのだ。

 前週は左肩を痛めて棄権。この日も痛み止めを飲みながらのプレーだった。アイシングを行うなど懸命なケアの一方、「5軒病院に行って全員に姿勢が悪いって言われました」と笑いを誘った。そんなおおらかな性格にも大器の予感が漂う。

 プロ3年目。QTランク8位で出場する今季はトップ5が2度と優勝争いも経験してきた。一方で同じ03年度生まれのダイヤモンド世代が今季通算11勝とツアーを席巻しているのも事実。「そうなんです。私は取り残されちゃって…」。ただし、その表情に悲愴(ひそう)感はない。前回出場した22年は予選落ちも、この2年で成長したのはショットの精度。「曲がり幅や精度がレベルアップしたかな」と少しだけ胸を張る。

 現在のメルセデスランクは40位で同50位までのシードの“圏内”。「まずはシードを獲得してから、優勝って考えています」と足元を見つめて言う。ただし当然、初優勝をつかめば初シードも確定する。そんなジャンプアップが、21歳の大器にはふさわしい。

 ◇小林 夢果(こばやし・ゆめか)2003年(平15)9月1日生まれ、埼玉県出身の21歳。8歳でゴルフを始め、尾崎将司が主宰するアカデミーで腕を磨く。21年プロテストで一発合格。大宮中央高卒。昨年11月の下部ツアー、京都レディースでプロ初優勝。目標のプロは同門の原英莉花。趣味はクレーンゲームでぬいぐるみを取ること。1メートル67。

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