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崖っ縁 貧打の巨人…3戦わずか2得点で3連敗 球団3度目スイープ敗退危機でヘルナンデス緊急昇格決定

スポニチアネックス / 2024年10月19日 5時33分

<巨・D>5回、赤星(左)の暴投で梶原の生還を許す(撮影・尾崎 有希)

 ◇セCSファイナルステージ第3戦 巨人1―2DeNA(2024年10月18日 東京D)

 「2024 JERA クライマックスシリーズ(CS) セ」のファイナルステージは、巨人が18日の第3戦でDeNAに1―2で競り負け、3連敗で王手をかけられた。阿部慎之助監督(45)が断行した打線組み替えは実らず、3試合で計2得点止まり。セの優勝チームがアドバンテージによる1勝のみで敗退すれば、14年の巨人以来で、屈辱的な“全敗敗退”の危機を迎えた。

 1点が遠く、3連敗で崖っ縁に追い込まれた阿部監督は10秒ほどで会見を打ち切った。

 「何とか粘っていたけどね。あとはもう、(選手たちの)意地を見ましょう。それだけです。以上」

 打線組み替えは実らなかった。長野の1番はレギュラーシーズンでは4月27日のDeNA戦の一度しかなかったこと。3番・丸も4月7日の同戦以来だった。3番に定着していた吉川を左脇腹故障で欠き、3試合全て3番打者を変更した苦心の策でも打開には至らなかった。

 2回に左越えソロで3戦目にして初の先制点を叩き出した岡本和は走者を置いた3、8回に2度の申告敬遠、3回1死満塁では大城卓の痛烈な打球が二塁手・牧の好守に阻まれた。3試合で計2得点。打線が目覚めないまま3試合を終えた。

 もう後がない。起爆剤として、8月に左手首を骨折し、17日にみやざきフェニックス・リーグで実戦復帰したばかりのヘルナンデスの緊急昇格が決定。実戦調整はわずか3打席でも、なりふり構っていられない。

 決勝点は5回に赤星の暴投で献上。1点ビハインドの9回には守護神・大勢がマウンドに上がり、2安打されても3三振で切り抜けた。「流れを持っていきたかった。短期決戦なので内容より結果の方が大事。ゼロに抑えたのがよかった」。リードされた場面での登板はレギュラーシーズンでは9月7日のDeNA戦だけ。同点を呼び、延長12回サヨナラ勝ちにつなげた前回の再現はならなかった。

 リーグ優勝して臨んだCSファイナルステージでアドバンテージを除いて1勝も挙げられずに敗退なら14年以来10年ぶりの屈辱。岡本和は「最後まで何があるか分からないので頑張りたい」と言葉に力を込めた。最後に日本一になった12年はファイナルステージ3連敗から3連勝。同じように意地を見せられるか。(川島 毅洋)

 ≪第4戦も敗れると3度目の屈辱≫巨人が3連敗。過去のプレーオフ、CSファイナルSで、シーズン首位チームがアドバンテージを除き1勝もできなかったのは過去3度。そのうち2度は巨人となっており、第4戦も敗れると3度目の屈辱となる。

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