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聖光学院 センバツ当確一番乗り 3年ぶり7度目 大嶋が初完投勝利「決勝も死ぬ気で」

スポニチアネックス / 2024年10月19日 5時1分

<聖光学院・山形中央>決勝進出を決めて喜ぶ聖光学院ナイン

 ◇秋季高校野球 東北大会準決勝 聖光学院7ー1山形中央(2024年10月18日 ヨークいわきスタジアム)

 来春選抜の重要な選考資料となる秋季高校野球東北大会は18日、準決勝で聖光学院(福島1位)が山形中央(山形3位)に7―1で快勝し、全国一番乗りで3年ぶり7度目の選抜出場を当確させた。左腕・大嶋哲平投手(2年)が1失点完投。青森山田(青森1位)―花巻東(岩手2位)は雨の影響で継続試合となり、決勝は20日に変更された。

 地元福島開催で決勝進出を決めると、ようやく白い歯がこぼれた。公式戦初完投勝利を果たした大嶋は「自分らしい投球ができたことがうれしい」と雨中での熱投を誇った。

 悔しさも力に変えた。福島県大会では背番号1を託されたが、不調で東北大会から10番に変更。「結果を出してもう一度、信頼を勝ち取りたかった」。直球の最速は130キロだがチェンジアップやスライダーなど、変化球主体の投球で凡打の山を築いた。悪コンディションの中でも1四球のみと制球力の良さも見せ、斎藤智也監督は「雨の中でよく投げてくれた」と称えた。

 来春の選抜出場を当確とし、新チーム発足時に掲げた「明治神宮大会出場」にもあと1勝。自信を取り戻した左腕は「選抜のことはまだ考えず、決勝も死ぬ気で投げたい」と力強かった。(村井 樹)

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