伊東四朗「似てるんですかね」 西田敏行さんと人違いされた経験 「才能が洋服を着てるような人だった」

伊東四朗

　俳優の伊東四朗（87）が19日、文化放送「伊東四朗　吉田照美　親父・熱愛」（土曜後3・00）に出演し、17日に虚血性心疾患で亡くなった俳優の西田敏行さん（享年76）をしのんだ。

　西田さんとは1976～78年に放送されたバラエティー番組「みごろ！たべごろ！笑いごろ！」（NET＝現テレビ朝日系）や、ドラマ「ドクターX～外科医・大門未知子～」（テレビ朝日系）で共演。

　伊東は「一番最初に会ったのは彼がまだ20代後半から30になったばかりの頃で『みごろ！たべごろ！笑いごろ！』で歌詞もメロディーもアドリブってやつをやったんです」と回顧。そして「才能が洋服を着てるような人だなと思ったんだけど、まさにそういう人でしたね。かないません、あの人にはね」と西田さんの才能を絶賛した。

　西田さんは今月8日に出演映画「劇場版ドクターX」（12月6日公開）の完成報告会見に出席したばかりだった。突然の訃報に伊東は「若いです。まだ若いです」と吐露。

　そして以前、次男の俳優・伊東孝明と買い物に行った際に「私は外にいて彼（孝明）が買ってたら、カウンターの女性が“今日はお父さんと一緒でいいですね、西田さん”って」と西田さんと間違われたエピソードを披露。「その後西田さんに、そんなことがあったよって言ったら大笑いしてて。“でもねえ伊東さん、国際放映の衣装で私のと伊東さんのを間違えた人がいるんですよ”って。どっか似てるんですかね」と西田さんとのやり取りを披露し、名優を悼んだ。