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鹿島 初陣終えた中後監督「勝ち点3を取れなかったのは非常に残念」 “左サイド優磨”の新戦術も不発

スポニチアネックス / 2024年10月19日 19時11分

中後監督

 ◇明治安田J1リーグ第34節 鹿島 0―0 福岡(2024年10月19日 カシマ)

 鹿島の中後雅喜新監督(42)が初陣を振り返った。福岡とスコアレスドローに終わり、「我々はホームで結果を出さないといけない。勝ち点3を取れなかったのは非常に残念」と悔しさをにじませた。

 エースのFW鈴木優磨を左MFに、今季は右MFが主戦場だったFW師岡柊生を1トップに置く新布陣を導入。「前線にしっかりと起点をつくりたいところと、モビリティーを生かしながら背後を取りにいきたいという考えだった」と明かしたが、シュート数はわずか5本と機能しなかった。「ゴールに迫らなければいけないのがサッカーなので、もっと共有しながらやっていきたい」と振り返った。

 ポポヴィッチ前監督の解任に伴い、9日の練習から指揮を託された。「クラブの大事にしていることは再確認して、一人一人がしっかりできるように徹底した」。現役時代にリーグ連覇を経験したOBとして、選手には「当たり前のことを当たり前にやる」姿勢を求めた。

 「メンバーに入れなかった選手も含め、チーム全員が意識高くトレーニングからやっていた。今日のピッチでもそういう姿勢が出ていた。スプリントをする、強度高く切り替えてボールを回収する。そういうイメージを全員が持ってくれたことは非常に良かった」。静かな船出となったが、確かな前進を見せたチームへの手応えも口にした。

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