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順大 1秒差で14年連続箱根 初代「山の神」今井コーチ“神の声”で鼓舞

スポニチアネックス / 2024年10月20日 4時45分

10位で箱根出場を決めた順大 

 ◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会(2024年10月19日 陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園=21・0975キロ)

 43校が参加して行われ、順大が11時間1分25秒で10位に滑り込み、14年連続66回目の本大会出場を決めた。今年4月に「山の神」として名をはせた今井正人コーチ(40)らOBの指導者を迎え、箱根11度制覇の強豪が再起の舞台への出場権を得た。11位の東農大はエース前田和摩(2年)を欠き、順大と歴代最小タイの1秒差で涙をのんだ。上位10校が来年1月2、3日の本大会に出場する。

 箱根切符が決まると、選手たちは喜びを爆発させた。11位の東農大との差はわずか1秒。歴代最小タイとなった紙一重の勝負を制し、長門俊介監督は「ホッとしました」と涙を流し、今年から指揮官を支える同期の今井コーチは「もう予選会を経験しないようにチームづくりをしたい」と語った。

 けん引したのは、今年の箱根2区19位に沈んだ浅井皓貴(4年)だった。日本人2番手となる全体14位の活躍で「何が何でも自分がチームを立て直して、引っ張っていくと覚悟を決めていた」と胸を張った。ゴール200メートル前では初代「山の神」今井コーチが「1秒!」と叫んで鼓舞。その思いが結果となった。

 最悪の状況を脱した。6月の全日本大学駅伝関東選考会で17位に終わり、沢木啓祐名誉総監督のパワハラが発覚して退任。「影響はありません」と長門監督は強調したが、動揺は広がった。昨季からチームは不調が続き、自信を取り戻すところから再出発。今井コーチらが細かな声がけを行い、夏の練習を消化。指揮官は「学生がスタッフを信じてやってくれた」と感謝した。

 過去11度の箱根制覇を成し遂げた強豪が掲げるスローガンは「下克上」だ。「今の順大はまだ発展途上」と指揮官。箱根路での大勝負が待っている。 

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