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阪神・島本 “球児イズム”でシーズン完走だ!「キャンプからとにかくアピール」 今季は33試合登板

スポニチアネックス / 2024年10月20日 5時18分

阪神・島本

 “球児イズム”でシーズン完走を果たす。阪神・島本が甲子園球場のクラブハウスで自主トレ。現役時代に藤川監督が口にしていた言葉を胸に、来季は夏場までを一つの目安にスタートダッシュをかけるべく意気込んだ。

 「キャンプからとにかくアピールします。監督も使える者は使うし、使えない者は使わないと思う。今年のボールなら使われない。選手として使えるパフォーマンスを2月のキャンプから見せていかないと」

 今季は開幕1軍入りを果たしたものの、2度の2軍降格を味わうなど33試合の登板にとどまった。「思うように投げられたボールは1球もなかった」。危機感を募らせる31歳は「今のままじゃダメ。ゼロからのスタート。いや、マイナスから」とまで言い切った。

 目標は63試合に登板した19年以来のシーズン完走。そのためには「夏場までに自分のポジションを確立できるように」と先を見据える。脳裏にあるのは、新指揮官から聞かされた救援の立ち位置だ。

 「監督が現役時代に“リリーフは後半になると形が決まってくる”と言っていた。後半で良いところで投げるためにはそこまでけがせず、その形(勝ちパターン)にはまれるように開幕から結果を出し続けるしかない。途中でいなくなられると計算も立たない」

 この日も午前中から数時間、ウエートトレーニングに汗を流したように今オフは土台となる体づくりがテーマ。「年を重ねていくと筋肉も緩んでいくので締める感覚でやってる」と狙いを明かした。

 15日の監督就任会見で語られた「力がないベテランは必要ない」というコメントに、島本は「それは当たり前のこと」と表情を引き締める。「シーズン終盤に大事なところで使ってもらえるように。僕はアピールする立場」。逆襲の1年を駆け抜けるための“助走”は始まっている。 (遠藤 礼)

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