広島・中村奨 外野の定位置獲得へ!下半身主導の打撃フォーム習得だ 来季8年目巻き返し狙う
スポニチアネックス / 2024年10月20日 5時2分
広島・中村奨成外野手(25)が、打撃フォームの改造に着手していることを明かした。打率・145、0本塁打に終わった今季の反省を踏まえ、コンタクト率の向上は絶対条件。秋季練習では一から土台をつくることをテーマに、下半身主導のスイングを繰り返す。巻き返しを期す8年目の来季は“ニュー奨成”として、外野の定位置獲得を狙う。
現状打破のためなら、やれることは何でもやり切る覚悟がある。自らの弱点を洗い出した中村奨は、思い切った決断を下した。
「シーズンで速い直球や落ちる球に対応ができなかった。このままじゃだめだと思うので、一から土台をつくる。まずは打撃の形をしっかりつくって、来年に向けて、いいものが出せるように身に付けていきたい」
来季に向けて、一から打撃フォームを構築する。39試合の出場で打率・283、2本塁打だった21年。上昇への兆しをつかんだかに見えたが、翌22年からは3年連続で打率が低下した。30試合に出場した今季も打率・145、1打点。1軍に定着できないまま、25歳のシーズンを終えた。
その背景にあるのが、速球と落ちる変化球への対応力だ。球種別では直球が28打数6安打の打率・214。フォークは17打数1安打で同・059、チェンジアップも11打数2安打で同・182と精彩を欠いた。明確な課題を克服するためには、コンタクト率の向上が欠かせない。
「今年の打撃フォームでは速球を打てないと感じた。もっと下半身を使って軸で打つことと、ずっとヘッドが深く入った状態で打っていて、同じような結果ばかりだった。そこも変化させようとしている」
例年は宮崎でのフェニックス・リーグに参加し、実戦を通して技術向上を図ってきた。だが、今年は秋季練習に参加することに。「練習できる時間が多くなった」とバットを振り込んだ。藤井ヘッドコーチとはスイングの捻転動作を確認しながら、下半身主導の打撃フォーム習得に励む。さらに、構えた時に右耳付近にあったグリップの位置を、顔の正面へ変更。速球に対応するため、無駄な動きを省くことを心がける。
「始めたばかりで、理想のスイングができれば遠くに飛ばすことができるが、確率は低い。自分が思っている感覚と、周りから見ているコーチとは違うものもあるので、いいものをつかめるように、追い求めていきたい」
8年目を迎える来季へ、勝負はもう始まっている。過去の姿と決別するためにも、変化を恐れず、新たな挑戦に打って出た。
(長谷川 凡記)
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