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田淵幸一氏 動くのは勇気がいるが…「吉」と出た巨人・阿部監督の決断

スポニチアネックス / 2024年10月20日 5時32分

<巨・D>7回、サインを出す阿部監督(撮影・島崎忠彦)

 ◇セCSファイナルステージ第4戦 巨人4―1DeNA (2024年10月19日 東京D)

 【田淵幸一 視点】指揮官が動くのは勇気がいる。失敗したら…と考えるからだ。ただ、動かなければ活路は開けない。3連敗の崖っ縁。巨人・阿部監督の胸中には開き直りに似た気持ちがあっただろう。「動」の姿勢で流れを変え、大きな勝利をもぎ取った。

 最初の仕掛けは4回無死一塁。丸の3球目に一塁走者の門脇がスタートを切った。ジャクソンはクイックモーションがそれほど速くない。狙っていただろう。打席の丸は甘く来た直球をはじき返して中前打。結果としてランエンドヒットの形となり、チャンスを広げて先制点につなげた。

 第1戦からロースコアの展開が続く今シリーズ。動くことが試合を活性化し、元気のない打線にも刺激を与える。7回1死一、三塁では岸田が初球をスクイズ。この場面はDeNAバッテリーにも隙があった。8番打者で、バットも短く持っている。次打者は投手の打順で代打。となれば警戒して1球外してもよかったが、安易にスッと投げてしまった。結果的には阿部監督の決断が「吉」と出た。

 ファイナルSの流れを変える勝利。先発・井上が6回1安打1失点と、圧巻の投球で強打を誇るDeNA打線を沈黙させたのも大きい。硬さが目立って計13三振の打線は下降気味で第5戦以降、勝負の行方はまだまだ分からないとみる。(スポニチ本紙評論家)

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