1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

巨人・阿部監督 瀬戸際から流れ変えた走者動かす攻めの采配!「ドキドキしたよ。俺が」

スポニチアネックス / 2024年10月20日 5時32分

<巨・D>6回、ベンチからサインを送る阿部監督(撮影・西川祐介)

 ◇セCSファイナルステージ第4戦 巨人4―1DeNA (2024年10月19日 東京D)

 負けたら終わりの崖っ縁。その一戦を前に、巨人・阿部監督がミーティングでナインに語りかけた。

 「本当に強いチームになるために、ここからやり返せたら本当に強いチームだなって思う。そうなれるかもしれないチャンスがあるんだから、そこはチャレンジしていこう」

 3試合で計2得点だった打線を、自らの采配で動かした。左手首骨折から17日に実戦復帰したばかりのヘルナンデスを、宮崎から緊急昇格させ「5番・中堅」で起用。左脇腹を痛めている吉川もベンチ入りさせた。「(ヘルナンデスは)状態も何もない。もういってもらうしかない。(吉川は)骨はポキッと折れちゃっているけど、気持ちで入ってくれた」。吉川が骨折だったことを初めて明かし、まだ打撃練習を再開していない状況でも戦いの輪に加わらせた。

 この日も6安打。だが、走者を動かし攻撃を活性化させた。0―0の4回。先頭の門脇が四球を選ぶと、ランエンドヒットで丸の中前打で一、三塁。岡本和の二ゴロ併殺の間に先制した。同点に追いつかれた7回は1死一、三塁から岸田にセーフティースクイズのサイン。三塁走者・坂本のヘッドスライディングで勝ち越した。続く一、二塁では代走の二塁走者・増田大が初球スタート。岸田との重盗を決め、長野の一ゴロ野選と敵失での貴重な2点を加えた。

 ミーティングで阿部監督は「失敗を恐れずどんどん動いていくぞ」とも伝えていた。増田大は「そこを頭に入れていたので、思い切っていきました」と追加点を呼び込む三盗に胸を張った。仕掛けて奪った7回の3得点。指揮官は「相手にプレッシャーをかけられていなかった。ドキドキしたよ。俺が」と振り返った。

 1安打好投の井上も6回でスパッと交代を決断。「みんなで一個勝ったので、何とか流れが変わると思っていますので、また明日頑張ります」。阿部監督が崖っ縁で動いてつかんだ大きな1勝だった。(川島 毅洋)

 ≪カード別最多の15盗塁≫巨人の今季盗塁数はリーグ4位の59盗塁。そのうちDeNA戦では15盗塁でカード別最多だ。DeNA戦での盗塁成功率は.714。捕手が戸柱の場面では4度試みて3度成功。.750と高い成功率をマークしていた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください