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畑岡奈紗 握りを調整して5位浮上 2年半ぶりの優勝へ「自分の今できることを続けることが大事」

スポニチアネックス / 2024年10月20日 4時40分

1番、ラインを見る畑岡奈紗(撮影・中辻 颯太)

 ◇女子ゴルフツアーNOBUTA GROUP マスターズGCレディース第3日(2024年10月19日 兵庫県 マスターズGC=6506ヤード、パー72)

 6打差20位から出た米ツアーを主戦場とする畑岡奈紗(25=アビームコンサルティング)が7バーディー、2ボギーの67をマークし、通算10アンダーで首位と3打差の5位に浮上した。日米通算11勝を誇る実力者が、22年以来約2年半ぶりとなる勝利を狙う。通算13アンダーの首位には岩井明愛(22=Honda)とイ・ミニョン(32=韓国)が並んだ。

 マスターズGC最難関の17番パー3で、畑岡は5Iを手に実測178ヤード先のピンを果敢に攻めた。手前5メートルにつけ、バックナインで6つ目のバーディーを奪うチャージを披露。「うまくショットもパットもかみ合ってくれたと思う」。通算10アンダーに乗せて、世界を舞台に戦う日本屈指の実力者が優勝争いに名乗りを上げた。

 予選ラウンドとのスコアの違いは、パットにある。この日の前半まで違和感を覚えていた。そこで後半から握りに調整を施す。パターをつる構えのイメージから、ヘッドの先であるトー側を浮かせるイメージに変更。「腕と一体感が出せた。自分の振りたい幅とヘッドが同調した」。10番での2メートルを皮切りに14番で3メートル、15番で7メートルとシビアな距離のチャンスを沈めきる。雷雲接近による9番グリーンでの1時間43分の中断が、結果的にチャージへの号砲となった。

 ここまで日米通算11勝を重ねた第一人者。関西在住のコーチにプレーを確認してもらうため、この試合での1年ぶりの日本参戦を決めた。今大会は7年ぶり2度目の出場。前回17年には第3日を終えて2位の好位置につけながら、最終日が台風接近で中止となった過去がある。この1試合のために、ビザ取得の煩雑な手続きと費用をいとわず、エースキャディーのグレッグ・ジョンストン氏を帯同。「普段から一緒のグレッグとやるのが一番良い」。そんな姿勢に勝利への執念が表れる。

 22年4月のDIOインプラントLAオープン以来約2年半ぶりの勝利に向け、最終日は3打差を追う。過去11勝のうち2度、4打差を逆転しての勝利がある。「あまり意識はしないで、自分の今できることを続けることが大事」と冷静に自身を見つめながら、「その先にそういう結果があればいい」と続けた。そう淡々と語る言葉の奥底に闘志を感じさせた。 

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