戦国東都は優勝争い大詰め 青学大か国学院大か ドラフト当日10・24決着も
スポニチアネックス / 2024年10月20日 8時2分
“戦国東都”の優勝争いが大詰めを迎えている。22日からの最終週を前に、リーグ制覇の可能性を残しているのが大学史上初の4連覇を目指す青学大と、22年秋以来、2年ぶりの優勝を目指す国学院大。ドラフトが行われる10月24日に決まる可能性があり、大学野球の聖地・神宮での熱い戦いから目が離せない。
3連覇中の青学大は3カードで3回戦までもつれながら、ここまで勝ち点を落とさない勝負強さを見せつけている。9月25日の日大戦からは今秋ドラフト1位候補の西川史礁(みしょう)外野手(4年=龍谷大平安)、さらに10月8日の亜大戦からは同じくドラフト上位候補の佐々木泰主将(4年=県岐阜商)の両主砲をケガで欠きながら白星を重ねてきた。層の厚さはさすがで、安藤寧則監督も常々、「このチームは“全員戦力”と言ってきたので2人がいなくても心配していない」と繰り返してきた。
一方、国学院大は負けたら優勝の可能性が消える一戦から4連勝でここまでつないできた。序盤はドラフト候補の最速153キロ右腕・坂口翔颯(かすが)投手(4年=報徳学園)をケガで欠きながら、前週の中大戦で復帰。その後はピンチからの救援登板でチームの連勝に貢献してきた。今春は負けたら最下位が決まる最終盤に、3連勝で自力での1部残留を決めた。今季は最後まで優勝争いに加わり、坂口は「上を見て戦えることは幸せなこと。自分の結果じゃなく、チームの勝ちに貢献できる投球をしたい」と力を込めた。
最終週は青学大が中大と、国学院大は東農大と戦う。青学大は勝ち点を挙げるか、国学院大が1敗でもした時点で優勝が決まる。国学院大は2連勝で勝ち点を挙げることが条件で、その上で青学大が2敗なら優勝、1勝2敗なら優勝決定戦に持ち込むことができる。(記者コラム・村井 樹)
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