メッツ第6戦先発・マナイア「持てる全てを出し切る準備はできている」 負ければ終わりの一戦にも冷静

第6戦に先発するメッツのショーン・マナイア（撮影・柳原　直之）

　ドジャースの3勝2敗となったナ・リーグ優勝決定シリーズは20日（同21日）は第6戦から、再び舞台をロサンゼルスのドジャースタジアムに移して行われる。両チームは19日（日本時間20日）、同球場で練習を行い、第5戦の先発が予定されるメッツのショーン・マナイア投手（32）が意気込みを口にした。

　負ければシーズンが終わる崖っ縁でも、やることは変わらない。左腕は冷静にプランを口にした。「明日に向けて、私はただ全力を尽くすだけ。本当に楽しみ。持てる全てを出し切る準備はできている」と話した。リリーフ陣に負担がかかっているだけに「できれば長いイニングを投げたい。それが常に個人としての目標。何かを変えたり、もっと何かをしようとは思っていない」と口にした。

　自信を胸にマウンドへと向かう。14日（同15日）の第2戦で先発し、5回0/3を2安打3失点と好投。大谷翔平は2つの三振を含む3打数無安打に封じた。

　シーズンでは3年ぶり2桁勝利となる12勝をマーク。今ポストシーズン（PS）でも3試合に登板して2勝。計17回を自責点5で、防御率2.65と安定感を示している。勝って運命の最終戦につなぐ。通算77勝の実力者が静かに闘志を燃やす。