第4戦まで48球連続チェンジアップのヤンキース・ケンリー 極端な投球スタイルでチームをWSへと導く
スポニチアネックス / 2024年10月20日 8時4分
大リーグ公式サイトが最大の武器・チェンジアップを前面に押し出し、ヤンキースのベンチを支えているトミー・ケンリー(35)の貢献度を報じている。
同投手はア・リーグ優勝決定シリーズで、ここまで3試合に登板。計4回を3安打4四球、3奪三振で無失点の数字を残している。18日(日本時間19日)第4戦では8―6の9回から登板。1死一、二塁のピンチを招きながらも、確実に後続を断ち、セーブを挙げて勝利に貢献した。
ヤンキースはシリーズのリードを3勝1敗とし、15年ぶりワールドシリーズ進出に王手をかけた。ケンリ―にとっては17年のア・リーグ地区シリーズ以来のポストシーズンでのセーブだったが、特筆すべきは18球全てチェンジアップで抑えたことだった。
第3戦では26球すべて、チェンジアップを投じた。その翌日の第4戦でも18球。第2戦から48球連続でチェンジアップを投げ続けている。シーズン中もチェンジアップの割合が73・1%だが、ポストシーズンでは、さらに極端になっている。
17年当時は、直球の平均速度が97・8マイル(約157.4キロ)で、直球の割合が63・4%だった。100マイルを計測することもあったが、現在では87・4マイル(約140.6キロ)のチェンジアップが投球の中心。直球の平均速度は94・2マイルと約3・6マイル落ちている。
投球スタイルが変わったことで、メンタル面にも変化が生じたという。「もっと集中力を保つように努めています。以前の自分は若すぎて、投球ごとに集中できないときがあった。今は、全投球に集中しています。若い頃のように速く投げられないので、より正確にコントロールする必要があります」。
ケンリ―は通常、ヤンキースの7、8回を任されるが、連投のクローザー、ルーク・ウィーバーを休ませるため、第4戦では9回に出番が回ってきた。期待に応え、チームを勝利を導いた。シーズン中はチェンジアップの空振り率が38・9%で、被打率も・157。ガーディアンズの打者もチェンジアップが来るとわかっているが、それでも打つのは容易ではないことは数字が証明している。
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