1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

東洋大姫路 プロ注目右腕・阪下が7回完封 岡田監督の「もっと低く」を体現し、3年ぶり選抜へ前進

スポニチアネックス / 2024年10月21日 6時2分

<龍谷大平安・東洋大姫路>力投する東洋大姫路・阪下(撮影・北條 貴史)

 ◇秋季高校野球近畿大会1回戦 東洋大姫路9ー0龍谷大平安(2024年10月20日 ほっともっと神戸)

 来春の選抜出場校を決める重要な選考資料となる秋季近畿大会は20日、1回戦3試合が行われた。東洋大姫路(兵庫)は、龍谷大平安(京都)を9―0の7回コールドで破って初戦突破。甲子園優勝経験校同士の好カードを制し、22年以来3年ぶりの選抜出場に前進した。

 大会屈指のプロ注目右腕の力投が、岡田龍生監督率いる東洋大姫路を、甲子園へまた一歩近づけた。最速147キロ右腕の阪下漣(2年)が見せたのは、長所とする制球力だ。与えた四死球は2。試合中に岡田監督が求めた「もっと低く、もっと低くや」との助言を体現し、21アウト中、凡飛は3つ。相手打線にゴロの山を築かせ、7回4安打完封勝利だ。

 1年秋からエースを担う好右腕ながら甲子園出場経験はなく、今夏兵庫大会も準決勝で敗れた。9月には右手首を故障。このノースロー期間を利用し、西武・高橋らが投じるカットボールの映像に目を凝らした。「変化球が苦手。映像と同じ軌道になれば、空振りも取れるはず」。そうして繰り返してきたイメージ練習が、生きた。4回2死では苦手とする左打者に対し、内角カットボールで三振を奪った。「今は直球と変化球の両方に自信がある」と胸を張った。

 阪下ら現2年生は、21年秋まで履正社(大阪)を率いた岡田監督が22年4月から就任したことをきっかけに集まってきた世代。新天地での甲子園初出場を目指す岡田監督は「古豪と呼ばれているのがショックだった」と母校の誇りを取り戻すべく奮闘してきた。その先頭に立つ阪下を目当てに阪神など7球団が視察。巨人の岸敬祐スカウトからは「制球力が一番の魅力。来年もしっかり追いかけたい」と高く評価された。

 「夢の舞台に一歩近づけたかなと思います」と阪下。名将とともに立つ聖地が目の前まで来た。

  (河合 洋介)

 ◇阪下 漣(さかした・れん)2007年(平19)7月5日生まれ、兵庫県西宮市出身の17歳。小2から浜脇タイガースで野球を始め投手など。中学では西宮ボーイズに所属。東洋大姫路では1年春から背番号20でベンチ入りし、1年秋から背番号1。遠投100メートル。1メートル83、86キロ。右投げ右打ち。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください