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藤井竜王 タイトル戦7連勝でストップ 佐々木八段タイ勝 竜王戦第2局

スポニチアネックス / 2024年10月21日 5時1分

竜王戦第2局で藤井聡太竜王(右)に勝利し、感想戦を行う佐々木勇気八段

 将棋の藤井聡太竜王(22)=王将を含む7冠=が挑戦者に佐々木勇気八段(30)を迎える第37期竜王戦第2局は20日、福井県あわら市「美松」で2日目が指し継がれ、先手・佐々木が103手で勝利した。佐々木はタイトル戦初勝利。1勝1敗のタイへ戻して25、26日、京都・仁和寺での第3局へ臨む。

 「(2日目午後は)逆転されていてもおかしくなかった。第5局を指せることを非常にうれしく思います」

 藤井による7月以来のタイトル戦連勝を7で止めた。同時に、シリーズの決着は11月27、28日、和歌山城ホールでの第5局以降が確定した。ストレート敗退の恐怖を克服した、1勝の重みを率直に語った。

 指しやすさを自覚して迎えた2日目。最長連勝記録、デビュー以来の29連勝を17年に止めた佐々木をしても、7冠は容易に崩れなかった。藤井による86手目、自王の頭へ放った桂を軽視。それでも終局後、藤井に言わせた。「本局は完敗」。先手番を取り合って、シリーズが面白くなった。(筒崎 嘉一)

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