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ソフトバンク・笹川 昭和芸能好き“鷹の若大将”は日本シリーズでやってくれる男になるか

スポニチアネックス / 2024年10月21日 8時2分

ソフトバンク・笹川

 “鷹の若大将”の短期決戦での一打が待ち遠しい。ソフトバンク笹川吉康外野手(22)が、高卒4年目でポストシーズンデビューした。17日のクライマックスシリーズ(CS)・ファイナルステージの日本ハムとの第2戦に代走で途中出場。DHの近藤との交代だったが、念願の打席はなかった。

 「一発かましたいっすね~」が、ほぼほぼの口癖。今季ウエスタン・リーグで初の打点王(54)に輝いた男の魅力は、“ギータ2世”のキャッチコピーからも分かるように打席でのパワーだ。2軍指揮時代から見守った小久保監督が「笹川のスイングスピードは球界でもトップクラス」と絶賛するほどで、打球の飛距離とフルスイングは1軍でも十分に通用する。仕留めれば、軽々と飛んでいく。野手の間を抜けると判断されて、ベンチで出番を待っている。

 個性も破壊力満点だから、打ってほしい。父親の影響で昭和芸能が好き。中でも同郷の名優・加山雄三をリスペクトし続ける。筑後ファーム施設の選手寮の自室からは同郷のスターが歌う「海 その愛」が少し音漏れするのが“あるある”だ。

 平成14年(2002年)生まれだが、1960年代に流行した映画「若大将シリーズ」がお気に入り。「エレキの若大将での“君といつまでも”とか格好いいんですよ」と笑う。“雄三もの”だけではない。名優・勝新太郎主演の「座頭市」や「七人の侍」などのチャンバラ系や、Vシネマが好き。実に、しぶい鷹の新ロマン砲だ。

 横浜市の出身で、みなとみらいのある同西区出身。まさにハマのシティーボーイは20年ドラフト2位で入団し、愛称は「よすよす」。3歳で木登り名人となり、年上を蹴落とす快感を覚えたという。1メートル93、95キロにまで成長し、身体能力エピソードなら事欠かないが、趣味・嗜好のギャップもたまらない。

 日本シリーズは26日に開幕する。笹川にポストシーズン初安打となる快音が響いた際は「幸せだなぁ」。いろいろと規格外な要素あり。必ずや、やってくれる男とみている。(記者コラム・井上 満夫)

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