早くも考察過熱!「海に眠るダイヤモンド」未来のいづみは誰? 神木隆之介が“大ヒント”告白「実は…」
スポニチアネックス / 2024年10月21日 9時10分
俳優・神木隆之介(31)主演のTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(日曜後9・00)は20日に第1話が放送された。神木は同作で、俳優人生初となる「一人二役」に挑戦した。1955年の「端島パート」では、端島の炭鉱員の家で生まれ育った鉄平を、「現代パート」では現代の東京に生きるホストの玲央を演じている。「現代パート」の鍵を握る謎多き婦人・いずみを演じる宮本信子(79)と神木に、今作に懸ける思いを聞いた。
同作は、「アンナチュラル」(2018年)、「MIU404」(2020年)、現在上映中の映画「ラストマイル」など数々のヒット作を生み出してきた、野木亜紀子×塚原あゆ子×新井順子という強力チームが手掛ける。1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく。
現代パートの鍵を握るのは、玲央(神木)といづみ(宮本)。2人に、撮影現場でのお互いの印象や、2人が思う本作の見どころを聞いた。
【いづみのコードネームにご注目!?ホストと謎の婦人が繰り広げる現代の物語】
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
宮本:本当に最高の撮影現場です。こうして長崎の海を前に撮影ができるのも本作の醍醐味ですね。
神木:スタッフさんもキャストの皆さんも素敵で、楽しく撮影を進めることができています!
――お互いの印象をお聞かせください。
神木:宮本さんとは以前に連続テレビ小説『どんど晴れ』(NHK)でも共演させていただきました。当時、僕はまだ中学生。同じシーンはあったものの、セリフをかわすシーンはなかったんですよね。
宮本:そうでしたね。今回はガッツリ2人で組んでお芝居ができてうれしいです。神木さんは舞台裏でも本当に素敵な人なんですよ!
神木:楽しく撮影できているのは宮本さんのおかげです。実は僕、最初は緊張していて(笑)。宮本さんに優しくバッテリーを組んでいただいて、いつも助けられています。
宮本:私も気持ちよく一緒にお芝居させていただいています。ここ数日は毎日2人のシーンを撮っていますが、今後の撮影がより一層楽しみになっています。
――これまで撮ったシーンの中で印象に残っていることは?
宮本:私の演じるいづみは、謎に包まれた婦人なので、まだ言えないことが多いのですが、玲央との出会いのシーンは印象的ですよね。
神木:そうですね。僕がちょっとふらふらとして地面に突っ伏しているところで、いづみにある言葉を掛けられて…。そんな運命的な出会いをキッカケに物語が始まります。その後、どんな流れでどういう関係になっていくのかは観てのお楽しみ。皆さんが予想している以上のことが起きるはずです!
――神木さんは今回一人二役に挑戦しますが、実際演じてみていかがでしょうか?
神木:正直やはり難しいです。鉄平と玲央は生きる時代も違うので、時代設定も頭に入れて演じないといけません。明るく元気に島のみんなを引っ張る鉄平が、どういうふうに人と関わって生きていたかを頭に叩き込んだ翌日に、生きる希望を見出せずにいる現代のホストという正反対の役柄に切り替えることもあって。
宮本:そうおっしゃいながらも、楽しそうに演じていますよね。
神木:初めてのことなのですごく楽しいです!最初に一人二役と聞いたときはうまく表現できるか、ちゃんと違う人間として見ていただけるか不安でした。でも、どちらも演じているうちに、鉄平として生きることでわかる玲央のことがあり、その逆も然りだと気づいたんです。これは初めての感覚で、そういった部分も楽しみながら演じさせていただいているんですけど、難しさはやはり拭えないですね(笑)。
――ずばり本作の「ここがすごい!」と思うところを教えてください。
神木:僕は美術のセットが見どころの1つだと思います。現代パートのセットはもちろんですが、端島パートのセットが本当に素晴らしくて。端島は特殊な場所でもあるので、どう再現するんだろうなって思っていたのですが、迫力があって、写真で見る端島の景色そのままが映像に映し出されています。とてもありがたい環境でお芝居をさせてもらっていることをしみじみと感じています。
宮本:本作は、近年でも特に骨太な作りのテレビドラマになっていて、ものすごく見応えがあると思います。真面目に勉強をさせるようなドラマではなく、その時代を活き活きと生きる人間の素晴らしさと尊さが描かれていて。次から次へ何が起こるか目が離せない展開になっているので、視聴者の皆さんも早く続きを観たくてたまらなくなってしまうはずです!
――玲央といづみが登場する現代のストーリーとは別に、昭和の時代も描かれますが、現代にも通ずる要素はどこだと思いますか?
神木:視聴者の皆さんにも、端島で生きる人々が抱える問題に共感してもらえると思います。その時代ならではの課題や問題はあるとは思いますが、基本的には、人がたくさん集まって関わり合う場所では何かしらの問題が発生します。それは時代に関係なく共通するところなのではないでしょうか。一見現代のストーリーの方が共感できるように見えるかもしれませんが、端島パートでも、現代とそう変わらずに共感していただけるところが多いのではないかなと思っています。
――では、最後に見どころをお願いいたします。
宮本:謎に包まれているいづみとホストの玲央が、どのような関係を築いていくのかぜひご注目ください。中身がギュッと詰まった濃密ドラマになっていますのでお楽しみに。
神木:今は謎ばかりのいづみですが、実は彼女にはコードネームがあるんです。僕がふざけて言っているように思われるかもしれませんが、これはとても重要な要素。もしかしたら物語にも大きく関わってくるかも…!? 第1話で登場するので、ぜひ見逃さずに覚えておいてください!
夢も希望もなく、自分をすり減らしながら生きる玲央と、ミステリアスな婦人という一見交わらなさそうな2人のキャラクター。2人の人生が交わることでどんな物語が展開されるのか。
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