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有名演出振付家 「立ち上がらないといけない時」「再生させてくれた」超人気ユニットとは「泣いてくれて」

スポニチアネックス / 2024年10月21日 16時36分

振付師のMIKIKO氏

 演出振付家のMIKIKO氏(47)が20日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(後9・00)にVTR出演。かつて自身を救ってくれたアーティストを明かす場面があった。

 この日はタレント・林修によるインタビューのコーナーにテクノポップユニット「Perfume」が登場した。番組では1999年にユニットが誕生した当時からMIKIKO氏が振り付け、演出を担当していたと紹介し、事前インタビューを行った。

 1999年に結成されたPerfumeは、デビュー当時は観客が2人だったこともあるなど、9年もの下積みをへて大ブレーク。

 25年間、その姿を見続けて来たMIKIKO氏は「私にしんどいとか、辞めたいと言ってきたことは一度もないです。何もできない時間でも、練習をしていた印象があるし。やっぱりステージに立って、お客さんが埋まっている光景を見た時に思わず、今までの苦労がワーッと出てきて涙する姿を見て、ああ、やっぱりしんどかったんだなと知るみたいな感じでした」と証言した。

 さらに自身が人生で最もつらい体験をした時、Perfumeとの間に絆を感じた場面があったという。「2020年とか21年ぐらい、それまで関わっていた大きなプロジェクトを、やっぱり自分の志を曲げることはできなかったので、辞退することにして。それこそもう1回演出家として一生懸命立ち上がらないといけない時というか」と回顧。

 「それは3人に対してもきちんと説明しないといけないことだったので、説明した時に、3人が本当に家族のように、一緒になって泣いてくれて」という出来事があったとし、「私はそれを見た時に、あっ、ここにいるから大丈夫って思えたというか、そこでエネルギーをもらって『ポリゴンウェイヴ』を作り上げることができたので」と21年のPerfumeのライブツアーにつなげることができたとした。

 「なので再生させてくれたタイミングと言いますか」と深く感謝。スタジオでVTRを見たあ~ちゃん、かしゆかは涙を見せた。

 MIKIKO氏はさらに3人へのメッセージとして「あ~ちゃん、(かし)ゆかちゃん、のっち、25年あっという間でしたけど、25年たって、今が一番お互い正直で、体当たりしていられる感じがしていて、良き仕事のパートナーであり、良き仕事の理解者であり、良き仲間であり、良き友達になれてるなっていう実感があります」とコメント。「見たい景色が常に3人とは一緒でいられている気がしているので、これからも笑いながら共に過ごせていけたらなと思っています。よろしくお願いします」と語った。

 Perfumeの3人は「ありがとうございます」と感激した様子で話すと、あ~ちゃんは「私たちも本当に家族だと思っているので、先生からこんな贈り物みたいな大事な言葉頂いて、本当に長くやって来て良かったなと思います」としみじみ。

 また「あの話を先生がしているのは初めてだと思います」、かしゆかも「メディアで口に出して言うことないですね」と明言。

 「本当に私たちPerfumeの存在自体が、先生がいないとここまで来ることもできなかったですし、本当に私たちの体の一部のように大切に思っている存在なので、先生がやりたくないことはしたくない、先生の思いと同じところで一緒に頑張りたいっていうのがずっとあったので、その時もどれだけ抱え込んで大変だったんだろうって」と続けると、「私たちの思いも背負ってやってくれていたからこそ、一緒の立場で一緒にずっといたい」と言い切った。

 MIKIKO氏は20年11月、東京五輪開会式の実質的な責任者であったが辞任。21年3月には自身のSNSで「疑問を持ちながら参加するわけにはいかない、と悩み抜いた上で辞任の決断に至った」などと経緯を説明していた。

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