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巨人・戸郷翔征「菅野さんの最後をきれいに飾ってあげたかった」「次は日本一を取れるように」

スポニチアネックス / 2024年10月21日 23時13分

21日第6戦。5回、フォードに適時打を許して肩を落とす戸郷(撮影・白鳥 佳樹)

 ◇セCSファイナルステージ第6戦 巨人2―3DeNA(2024年10月21日 東京D)

 巨人の戸郷翔征投手(24)がエースの自覚十分に来季の巻き返しを誓った。

 初戦から中4日でクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第6戦に先発登板。初回を3者凡退で立ち上がると、その裏には味方打線がノーヒットで1点を先制した。

 4回には戸郷自らセーフティースクイズを成功させて2点リード。だが、2―0で迎えた5回だった。

 先頭の7番・梶原に右前打されると、続く8番の森敬に高め直球を右中間に運ばれて適時三塁打とされ、1点差。続く代打・フォードにはフォークボールを中前に弾き返されて追いつかれた。

 その後、2死二塁となり、打席に初戦で本塁打されている佐野を迎えると、ここで阿部監督がマウンドに向かい、降板。プロ6年目でポストシーズン(PS)通算9試合目の登板だったが、待望の初勝利はまたもお預けとなり、9回には菅野が打たれてチームの日本シリーズ進出も消滅した。

 「みんなが頑張ったけど、こういう結果になったので。来年はやり返さないといけない」と試合後は悔しさを隠し切れない戸郷。

 今季はレギュラーシーズン、CSとも開幕投手も務め、エースとして1年間を戦い抜いた。レギュラーシーズンでは15勝の菅野に次ぐ12勝をマーク。セ・リーグ最多奪三振のタイトルも奪い返した。

 だが、今オフに海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す菅野を日本一で送り出せなかったことに後悔が残る。

 「最後まで笑顔で終われたら一番でした。菅野さんの最後をきれいに飾ってあげたかったですけど、来年からはやらないといけない立場。この悔しさを糧にして頑張りたいと思います」

 試合後には菅野と直接会話もかわした。

 「来年から頑張ってっていう話もされたので。その言葉のようにリーグ優勝して、次は日本一を取れるようにチーム一丸となって頑張りたいなと思います。みんな各個人、個人…僕自身もそうですし、課題が出た選手もいると思うので、その課題を1つでもつぶせるようにと思います」と必死に前を向いた。

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