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DeNA・森敬 足で雪辱!初回悪送球で先制点許すも…5回適時三塁打&9回好走塁から決勝ホーム

スポニチアネックス / 2024年10月22日 5時32分

<巨・D>5回、三塁へ滑り込む森敬(撮影・島崎 忠彦)

 ◇セCSファイナルステージ第6戦 DeNA3―2巨人(2024年10月21日 東京D)

 「ハマのフェラーリ」と呼ばれたい――。新人だった20年に掲げた目標を体現するようにDeNA・森敬が下克上の立役者となった。打って、走って、ミスを取り返した。

 0―2の5回無死一塁で戸郷の直球を右中間への適時三塁打。「何とかして打ちたかった。結果的にスリーベースになったけど、外野の間を打球が抜けてくれた」。1点差に迫り、代打フォードの中前打で同点の生還。試合の流れを変えた。

 守備のミスで負ければ責任を負うことになるところだった。初回2死一、二塁でヘルナンデスの詰まった遊ゴロを捕球して一塁へランニングスロー。ハーフバウンドの悪送球で先制点を与えた。焦ると送球が高くなる傾向があったため、普段から低い送球を意識してきた。それが裏目に出たシーンだった。「自分のせいで失点した。取り返したかった」と意地を見せた。

 19年のラグビーW杯では同じ桐蔭学園出身の日本代表WTB松島幸太朗が5トライを奪う快足で「フェラーリ」と称された。50メートル5秒8を誇る22歳も先輩に負けていない。2―2の9回先頭で菅野から右前打。犠打で二塁へ進み、桑原の三ゴロで判断よく三塁を陥れた。「行けると思った。一瞬だったけど、落ち着いていた」。続く牧の決勝左前打につなげた。激闘を制し、5年目で初体験の日本シリーズへ。「日本一を目指して一丸で戦いたい」と力強く誓った。(神田 佑)

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