アメフト関学大 DB中野が「旧友」を揺さぶり!?「須田君のクセはあるけど、言わないでおきます」

26日の関大戦に向け、インターセプトのデモンストレーションを見せる関学大DB中野

　関西学生アメリカンフットボール1部リーグで唯一、5戦全勝の関学大が22日、兵庫県西宮市で練習を公開。1敗で迫る関大との大一番（26日、花園ラグビー場）へ向け、DB中野遼司（4年）が関大QB須田啓太主将（4年）に先制攻撃を仕掛けた。

　「須田君のクセはあるけど、言わないでおきます」

　中学時代から旧知の仲で、家族ぐるみの付き合いがある2人。昨年最終節で負けた試合でも、中野は須田のパスをインターセプトして流れを引き寄せた。「試合中、気持ちのどこかで負けないと思っていたので、最後は“関学でもまけるんや”って、本当に悔しい思いをしました」。倍返しへ、口調に熱がこもる。

　昨シーズンに7インターセプトを記録した「インセプ王」。今年は10個の目標を掲げていたものの、ここまで2個で、「その数字は超えられそうにありません」と白旗を上げる。ただ、ビッグゲームでの強さには定評があり、「量」よりも「質」で勝負する思いは強い。

　「溝口君、岡本君とレシーバー陣もいいので、そこもしっかりケアしたい」

　頭髪も、MAX5厘刈りにして、心身ともに臨戦態勢。ディフェンスの仕事師が、静かにビッグプレーを狙っている。