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ドラフト1位指名は計9球団が競合…外れ1位から出た各球団の色

スポニチアネックス / 2024年10月25日 5時32分

2024ドラフト会議の会場全景

 ドラフト1位指名は明大・宗山、関大・金丸で計9球団が競合した。ドラフトの華とされる最初のクジ引きが終わり、外れ1位から各球団の色が出た。

 高い打撃力、走力を備える富士大の外野手・麦谷は球団によって評価の差があったが、同じ外野手の青学大・西川を外したオリックスは狙いを徹底した。DeNAは金丸をクジで外したが、総合力の高い三菱重工Westの右腕・竹田を1位指名し、2位も法大の篠木と即戦力投手を重視した。福岡大大濠の二刀流右腕・柴田を外れ1位で獲得した日本ハムは、2位も東海大相模の左腕・藤田、4位も前橋商の右腕・清水と高校生の逸材へのこだわりが見えた。柴田を逃したソフトバンクも最終的には神戸弘陵の右腕・村上と、1位は素材重視だったことが見て取れる。

 今季から2軍に参加したオイシックス、くふうハヤテからの指名は注目だったが、2球団からは育成指名2人のみ。オイシックスの外野手・知念は、イースタン・リーグで首位打者、最多安打を獲得も、まさかの指名漏れ。右腕・中込、内野手・加藤が3位指名を受けるなど4選手が指名された四国IL・徳島とは対照的だった。NPB相手にプレーすることで逆に本当の力が把握しやすい状況となり、シビアな評価となったのかもしれない。(アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)

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