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WS第2戦先発の山本由伸「最後、泣かせたい」 異国での苦楽ともにした“バディ”にも誓う好投

スポニチアネックス / 2024年10月25日 8時39分

WS開幕前日、メディアの取材に対応するドジャース・山本由伸(撮影・杉浦 大介通信員)

 ドジャース・山本由伸投手(26)が24日(日本時間25日)、ワールドシリーズ開幕前日恒例となったメディア対応を行った。移籍初年度で臨む、世界最高峰の舞台。決戦に臨む意気込みを語った。

 すでに26日(同27日)の第2戦先発が決定。対戦相手のヤンキースについて問われた右腕は「素晴らしい選手が並んでいますし、素晴らしいチームですし、とにかく全力を尽くしたいと思います」と言葉に力を込めた。

 メジャー挑戦1年目。たくさんの人に支えられてここまで来た。「こっちに来ると、日本の時でいう外国人選手、凄くその選手たちの気持ちがよく分かった。チームメートが凄い、声をかけてくれて、外食に誘ってくれたり、そういうのが凄い助かりましたし、チームメートの力を感じました」と笑顔で振り返った。

 中でも一番、時間と苦楽をともにしたのが園田芳大(よしひろ)通訳だ。「お互いこっちに来て、ルーキーと言いますか、園田さんは特に違う業界から入って来たので、苦労とかたくさんあったと思いますけど、そういった姿をあまり見せることなく、特に僕には見せなかった」と振り返る。

 恩に報いる一つの方法が結果だ。「そういう姿を見ていたので、園田さんにとっては凄い1年になったと言いますか、ワールドシリーズまで来て」としたうえで「最後、泣かせたい」と言い切ると、報道陣からは爆笑が沸き起こった。

 WSでの日本投手の先発は07年レッドソックスの松坂、17年ドジャースのダルビッシュ(現パドレス)に続き3人目の快挙。「すごく貴重な経験というか、素晴らしい舞台で野球ができるのはうれしく思いますし、2月のキャンプから、みんなでここを目指してやって来たので、このメンバーで野球できるのがすごくうれしい」と目を輝かせた。

 これまで両軍はメジャー最多の11度も対戦し、ヤ軍が8度制覇。前回81年はド軍が制した。ド軍は世界一に輝いた20年以来4年ぶりで、ヤ軍は松井秀喜が日本選手初のMVPに輝いて頂点に立った09年以来15年ぶりのWSとなる。

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