ロバーツ監督 “お約束”フレーズで大谷翔平のWS登板可能性を否定「ご質問ありがとうございます」

会見に臨むドジャース・ロバーツ監督（撮影・柳原　直之）

　ドジャースのデーブ・ロバーツ監督（52）が24日（日本時間25日）、ワールドシリーズ（WS）開幕前日の記者会見に臨み、今や“お約束”となったフレーズで報道陣を爆笑の渦に巻き込んだ。

　決戦に向け「今回のワールドシリーズは世界規模。特別でユニークなものになる。世界規模で見れば、ヤンキースとドジャースが最も注目され、最も支持され、最も注目されているチームだと言える」と意義を語った指揮官。WSでの、大谷翔平の登板の可能性を質問されると「可能性は全くありません。ご質問ありがとうございます」と笑顔で返し、会見場は爆笑に包まれた。

　過去にも似たシーンがあった。今月19日（同20日）、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第6戦の前日会見でのこと。総力戦となる第6、7戦に向け、大谷登板の可能性についての質問が出た。その際も指揮官は笑みを浮かべながら「できません。質問ありがとう」と一言。会見場は笑いに包まれていた。

　これまでドジャースとヤンキースはWSでメジャー最多の11度対戦し、ヤ軍が8度制覇。前回81年はド軍が制した。ド軍は世界一に輝いた20年以来4年ぶりで、ヤ軍は松井秀喜が日本選手初のMVPに輝いて頂点に立った09年以来15年ぶりのWSとなる。指揮官を筆頭に、ドジャースは自然体で決戦へと挑む。