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ソフトバンク・小久保監督「日本国民が喜ぶシリーズに」 メジャー上回る熱戦を届ける

スポニチアネックス / 2024年10月26日 6時1分

監督会議を終えポーズを決めるDeNA・三浦監督(左)とソフトバンク・小久保監督(撮影・岡田 丈靖)

 「SMBC日本シリーズ2024」はきょう26日に横浜スタジアムで開幕する。4年ぶりにパ・リーグを制したソフトバンクとセ・リーグ3位からクライマックスシリーズを勝ち上がったDeNAが対戦。ソフトバンクの小久保裕紀監督(53)は全試合の開催日が一致し、ドジャース・大谷らの出場で注目が集まるワールドシリーズに負けない熱戦を誓った。25日には同球場で最終調整を行い、日本最高峰の舞台に備えた。

 海の向こうのシリーズだけでなく日本の頂上決戦にも注目してほしい。指揮官として初めての日本シリーズに臨む小久保監督は、監督会議で切なる願いと決意を言葉に込めた。

 「ワールドシリーズと(日程が)かぶるので注目度が分散されがちなところ。日本の代表として恥ずかしくないプレーを横浜DeNAさんとともに築き上げて、日本国民が喜ぶようなシリーズにしたいと思います」

 7年ぶりの対戦となるDeNAとの日本シリーズはきょう26日の午後6時30分に開幕するが、同日午前9時8分(日本時間)にはワールドシリーズもプレーボールがかかる。大谷翔平、山本由伸らを擁するドジャースとヤンキースが43年ぶりに激突。東西の名門による好カードを上回るほどの戦いを見せたいという思いだ。「本当に笑いごとじゃなく責任は感じています。朝はワールドシリーズ、夜は日本シリーズ。みなさんにお願いしたいのは“ここは日本だぞ”と。それに値するゲームをしないと扱いは大きくならない」。日本球界全体を考え、メディアの露出も意識しながら訴えた。

 春季キャンプイン前日の1月31日。宮崎でのミーティングで“世界一への準備”を選手らに呼びかけた。「世界一決定戦はまだないが、ひょっとしたら大谷翔平が率いるドジャースと日本の王者が戦う日が来るかもしれない。そこに出場するのにふさわしいチームになっておくことが大事」と熱弁した。球団創設の05年からソフトバンクが掲げるスローガンは「めざせ!世界一」。「1月31日に言ったように、そこに出るのにふさしいチームになっておくことが大切。それが目的。目標はそのために日本一。目標の先に目的がある」と志高く語った。

 「時間帯も幸い違うし、こっちはこっちでそのときに全力を尽くす。野球界で育てられ、野球界に恩返ししていくという点で、そういう視点は必要なんじゃないか。だから恥ずかしくないふさわしいプレーをするのが大事」

 数々の名勝負が繰り広げられてきた日本シリーズ。熱い戦いで盛り上げ、最後は4年ぶり12度目の頂点に立つ。 (井上 満夫)

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