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ソフトバンクのドラ1、神戸弘陵・村上 究極の火の玉、息の長い活躍をレジェンド2人に学ぶ

スポニチアネックス / 2024年10月26日 6時1分

ソフトバンクのドラフト1位・神戸弘陵の村上泰斗は王会長と小久保監督のサインボールを手に笑顔

 ソフトバンクからドラフト1位指名された神戸弘陵の153キロ右腕・村上泰斗投手(17)は25日、神戸市北区の同校で永井智浩編成育成本部長らから指名あいさつを受け、目標を求められた色紙には迷いなく「火の玉ストレート」と書いた。

 「回転軸は大事。伸びるストレートはずっと目標にしてきました。今は最高で7~8度です。なるべく0度に近づけていきたい」

 その言葉は阪神・藤川監督の代名詞。藤川監督のボールの回転軸は5度と言われた。ボールの回転軸が地面と平行に近づけば、よりきれいな縦回転となり打者は手元で浮くように感じる。それが魔球の正体。「下から噴き上げるように回転をかけている」と村上。“球児超え”の「0度」になれば、まさに“究極の火の玉”だ。

 もう一人の目標に挙げたのも“松坂世代”のレジェンドだった。「和田さんはあれだけ長く活躍され、あれだけの成績を残している。普段から取り組むことが違うと思う。話を聞かせていただきたい」。26歳上のチームの先輩からは、長く続ける極意を学ぶつもりだ。

 昨年ドラフト1位・前田悠は10月にデビューした。「それくらい。シーズンの終わりくらいには1軍の舞台に立つのが目標」。“超える”とは言わなかったが、高校で投手転向した17歳の伸びしろは、周囲の想像を超えてくるかもしれない。 (福浦 健太郎)

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