松山英樹 意地の66も59位で最終日へ「このスコアを初日から出せないのが現状…」

＜米男子ゴルフツアーZOZOチャンピオンシップ第3日＞9番、第3打を放つ松山英樹（撮影・会津　智海）

　◇米男子ゴルフツアー　ZOZOチャンピオンシップ第3日（2024年10月26日　千葉県　習志野CC＝7079ヤード、パー70）

　21年大会覇者の松山英樹（32＝LEXUS）は65位から5バーディー、1ボギーの66で回り、通算2アンダーの59位で最終ラウンドを迎える。

　松山は今大会初のアンダーパーとなる66で回るも、順位を大きく上げることはできず。「このスコアを初日から出せれば良いけど、出せないのが現状なので悔しい」と心境を口にした。

　後半8番までに5バーディーを奪った。「悪いなりに幅で収まった」と、納得いく状態でない中でもスコアを作る意地を見せた。しかし、ボギーとした最終9番パー4では第2打を左に曲げ、球が当たった観客が流血するアクシデント。「申し訳なかったです」と沈痛な表情で語った。ホールアウト後には直接、謝罪に出向いた。

　21年大会を制し、思い入れのある舞台。この日も日没まで球を打ち込む懸命の調整を続け、練習後にはサインを求めるファン全員にペンを走らせる姿があった。「少しでも良いスコアで回れるように頑張りたい」。ラスト18ホールに向け、自らに言い聞かせるように語った。