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藤井竜王、2勝1敗 4期目へ再び先行 99手で制すも「押されてしまって」自らを戒めた

スポニチアネックス / 2024年10月27日 5時2分

竜王戦第3局、感想戦を行う藤井聡太竜王(左)と佐々木勇気八段

 将棋の藤井聡太竜王(22)=王将を含む7冠=が挑戦者に佐々木勇気八段(30)を迎える第37期竜王戦7番勝負第3局は26日、京都市の仁和寺で2日目が指し継がれ、先手・藤井が99手で勝利した。2勝1敗として4期目の獲得へ再び先行した。

 「予想してない戦型になって、どう攻めの形をつくっていくか分からなかった」。戦型は佐々木のダイレクト向かい飛車。佐々木が居飛車相手に振り飛車を指すのは2017年以来。その秘策を77手目、佐々木からの金取りにひるまず5筋へ歩を成り込んで攻め合った踏み込みで制した。

 藤井は仁和寺対局4連勝。昨秋、史上初の全8冠独占をウェスティン都ホテル京都で達成したように京都府対局も7戦全勝と好相性を示した。

 第4局は11月15、16日、大阪府茨木市の複合施設「おにクル」で指される。「内容は第2、3局ともに押されてしまっている。間隔が空くので、いい状態で臨めるように」。7冠は勝って戒めた。(筒崎 嘉一)

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