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左肩負傷の大谷翔平「お疲れ様でした」と試合終了2分後に球場引き上げ 指揮官が「亜脱臼」と発表

スポニチアネックス / 2024年10月27日 12時20分

<ドジャース・ヤンキース>7回、大谷は二盗に失敗、左肩を痛め苦悶の表情を浮かべる(撮影・沢田 明徳)

 ◇ワールドシリーズ第2戦 ドジャース4ー2ヤンキース(2024年10月26日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、本拠でのヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第2戦に「1番・DH」で先発出場も3打数無安打に終わり、第4打席では左肩を負傷するアクシデントが発生。チームは山本由伸投手(26)の好投に加え、3発4得点で連勝も第3戦以降に不安を残した。

 大谷は初回の第1打席は相手先発・ロドンの2球目、96・8マイル(約155・8キロ)を狙ったが、中堅手・ジャッジのグラブに収まり中飛に倒れた。

 3回1死の第2打席は外角スライダーにバットが空を切り、空振り三振に倒れた。4回2死三塁の第3打席も相手2番手・カズンズの初球を狙ったが遊ゴロに打ち取られ、凡退が続いた。

 7回1死の第4打席は相手4番手・ホームズと対戦。冷静にボールを見極め、四球を選んだ。

 ただ、2死からT・ヘルナンデスの打席で二盗を試みたが、失敗。二塁ベースへスライディングする際に左手を地面についたが、そこで左肩を痛めたとみられ、その場で起き上がれず苦悶の表情を浮かべた。

 駆けつけたトレーナーと「肩っすね」「どっち?」「左」「外れた?」「多分」などと会話する声が漏れ聞こえた。その場に駆け寄ったロバーツ監督も心配そうな顔を見せた。

 ポストシーズンに入って盗塁成功はまだなく、13日のメッツとのリーグ優勝決定S第1戦で二盗を試みるも失敗した。

 大谷は試合終了2分後の現地時間20時10分にセキュリティスタッフ、中島トレーナー、アイアトン通訳が連れそう中、白いTシャツ姿で「お疲れ様でした」と球場を後にした。右手に持っていたジャケット、カバンは「持ってもらえますか?」とアイアトン通訳に託したが、痛めたとみられる左肩にアイシングや固定などは施していなかった。

 第3戦からは敵地・ニューヨークに場所を移して試合が行われるが、ボストンバッグやグラブ、スパイク、膝当てなど用具は置いたまま。病院へ向かった可能性もある。

 試合後の会見でロバーツ監督は大谷について「左肩の亜脱臼」と明かし、今後MRI検査を受ける予定と語った。

 チームは先発・山本が7回途中までソロ1本による1安打1失点と好投すると、打線もエドマン、T・ヘルナンデス、フリーマンに一発が飛び出し、ヤンキースに連勝。対戦成績を2勝0敗とした。

 ただ、ここまでポストシーズン全13試合に「1番・DH」で先発出場している大谷が離脱となれば、チームへの影響は計り知れない。軽症を祈るしかない状況となった。

 大谷のポストシーズン成績は13試合で打率・260、3本塁打、10打点。

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