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「速球を狙って待った」フリーマンは読み通りで2戦連発 劇的勝利の前夜は「ぐっすりとは…」熟睡できず

スポニチアネックス / 2024年10月27日 14時13分

3回に2ランを放ったT・ヘルナンデス(右)を祝福するドジャース・フリーマン(AP)

 ◇ワールドシリーズ第2戦 ドジャース4ー2ヤンキース(2024年10月26日 ロサンゼルス)

 ドジャースは26日(日本時間27日)、本拠でのヤンキースとのワールドシリーズ第2戦に連勝。先発した山本由伸投手(26)が6回1/3を1安打1失点と好投すると、3本塁打が飛び出し快勝した。

 「4番・一塁」で先発出場したフリーマンは3回の第2打席でT・ヘルナンデスに続き2者連続アーチとなるソロを放ち勝利に貢献。前夜は延長10回に逆転サヨナラ満塁本塁打を放っており、これでワールドシリーズではブレーブス時代の2021年から4試合連発となった。

 試合後、本拠で2連勝したことに「とても大きいですね。全ての試合で勝ちを狙っているので、ホームで2勝して、プレーするのが難しい場所に向かうのは良いことです」とうなずいた。

 また、本塁打は前の打者T・ヘルナンデスともにロドンの直球を狙ってスタンドまで運び「テオスカーについてはわかりませんが、私は1ボール2ストライクまでカウントが進み、スライダーを見逃した。少しバットが出そうになったけど、そのバットの出方だと次も同じ球を投げてくるだろうと思ったので、次のスライダーも見逃して3-2(フルカウント)になって、おそらく最後は他の球を投げてくるだろうと思い、インサイドの速球を狙って待っていました」と読み通りの一発だったと振り返った。

 前夜はワールドシリーズ史上初となる逆転サヨナラ満塁本塁打を放ち劇的勝利の主役となった。眠れたかどうか質問が及ぶと「夜通しぐっすりとはいかなかった。家に帰ると(遠征のための)荷造りが必要で、3人の子供たち全員が起きていました。疲れた子供たちがいると大変です。泣いたり、風呂に入りたがらなかったりして、長い夜でした」と子供たちの世話もあり熟睡とはいかなかったと笑った。

 そして、打席に立つ度に「フレディ」コールが起こることに「感謝している。とても気分が良い」とし「今日は最初の打席でプレートに向かうとき、心の中で笑みをこらえるのが難しかったです。集中しなければならないのですが、わずか30秒しかありません。ファンが温かく迎え入れてくれるのは特別なことです。彼らにまた勝利を届けられて嬉しいです」とファンの声援が何よりのカンフル剤と感謝した。

 好投した山本の投球については「数カ月間、試合に出られなかったのに、戻ってきて良い投球を見せた。ワールドシリーズ初登板としては素晴らしかったです。必要なものすべてを我々にもたらしてくれました。これ以上のことは望めません」と絶賛した。

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