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千葉黎明が初勝利で初戦突破 春夏通じ初の甲子園へ大きく前進 2番手左腕・米良康太が5回無安打無失点

スポニチアネックス / 2024年10月27日 17時10分

<千葉黎明・西武台>2番手として5回無失点に封じた千葉黎明・米良(撮影・村井 樹)

 ◇高校野球秋季関東大会 1回戦 千葉黎明3―2西武台(2024年10月27日 保土ケ谷)

 10年ぶり2度目の出場となった千葉黎明はうれしい初勝利で春夏通じて初の甲子園へ大きく前進した。2番手として5回無安打無失点で試合を締めた左腕・米良康太投手(2年)は「自分らしい投球ができた結果」と誇らしく汗を拭った。

 らしさ全開で凡打の山を築いた。直球は常時120キロ台も手元で動くクセを生かして相手打線を手玉に取った。スライダーとのコンビネーションで許した走者は死球の1人のみ。完璧に封じてわずか1点差を守り抜き、「自分の投球が勝利につながってうれしい」と白い歯がこぼれた。

 誰よりも悔しい思いをした分、この秋に懸ける思いは強い。今夏はシード校として千葉大会に臨んだが、東京学館船橋に延長10回タイブレークの末にサヨナラ負け。マウンドにいたのが米良だった。長い長い夏となったが、その時間を成長につなげた。毎日のように投げ込みを行い、秋の千葉県大会で優勝。関東大会でも勝利を重ねて、選抜当確まであと1勝としてみせた。

 準々決勝の相手は甲子園常連の山梨学院。それでもひるんだ様子はない。「相手もピッチャーがいっぱいいて、いいバッターもたくさんいた。でも、自分たちも負けてないんじゃないかと思います」。重ねてきた自信を胸に、後は思う存分暴れるだけだ。

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