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地元で岩井姉妹ワンツー!Vの千怜「気持ちが通じ合っている」2位・明愛とハグ 米ツアー挑戦にはずみ

スポニチアネックス / 2024年10月28日 4時2分

<三菱電機レディース・最終日>優勝し笑顔を見せる岩井千怜(右)と祝福する岩井明愛(撮影・西尾大助

 ◇女子ゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディース最終日(2024年10月27日 埼玉県 武蔵丘GC=6650ヤード、パー72)

 単独首位から出た岩井千怜(22=Honda)が6バーディー、2ボギーの68で回り、大会記録を1打更新する通算16アンダーで逃げ切り優勝した。今季3勝目、ツアー通算7勝目で生涯獲得賞金は3億円を突破。双子の姉・明愛(22=Honda)も4位から66で回り14アンダーの2位。地元埼玉で岩井ツインズが1位、2位フィニッシュ。31日に開幕する米ツアー公式戦、スポニチ主催のTOTOジャパンクラシック(滋賀・瀬田GC北C)に弾みをつけた。

 姉・明愛ら家族、友人が見守る18番で千怜が勝負強さを見せた。5メートルの難しいラインをねじ込みバーディー締め。地元ファンの喝采の中「地元埼玉で優勝することが今年の目標でもあった。それを達成できてうれしい。応援が力になった」と笑みを浮かべた。

 単独首位から出て序盤は足踏みしたが、グリーンを外した8番で巧みなロブでパーを拾い、9番で6メートルのバーディーパットを沈めて「(優勝を)譲らない姿勢を見せることができた」と勢いを得た。

 2組前の明愛が終盤3連続バーディーを奪い1打差の2位まで浮上していた。17番終了後に順位を確認し「明愛の追い上げは分からなかった。2位になっていてびっくりした。地元なので頑張ろうという気持ちが通じ合っていると思った」。自然とスイッチが入り、最後は2打差で逃げ切った。昨年5月以来、2度目の1位、2位フィニッシュを決めた姉妹はハグを交わし健闘を称え合った。

 今大会は車で30分の自宅から通った。初日の夜は、19日に20歳になった弟・光太の誕生日をケーキでお祝い。姉妹は歌を歌って盛り上げた。日大ゴルフ部所属でツアー出場経験もある光太は第2日と最終日応援に駆けつけ「最高のプレゼントです」とうなずいた。

 姉妹そろって12月の米ツアー最終予選会にエントリーしたが、TOTOジャパンクラシックで優勝すれば来季の出場権が手に入る。千怜は「勝って予選会を受けずに(米ツアーに)行くのが目標。来週も優勝を目指して頑張る」と次の戦いに照準を定めた。 (福永 稔彦)

《明愛 猛追も2打及ばず》 岩井明は4番でダブルボギーを叩きながら諦めずに追い上げた。18番パー5では“直ドラ”で2オンに成功。10メートルのイーグルパットは外れたが、3連続バーディーで締めくくった。妹・千怜に2打及ばず2位に終わり「悔しい気持ちと、千怜の優勝を久々に見られてうれしい気持ちがある」と複雑な心境を明かしながら「地元開催なので2人で盛り上げることができたと思う」と充実感もにじませた。

《吉田は2位 復調手応え》 吉田は67で回り2位に食い込んだ。18番パー5は残り38ヤードの第3打がカップ近くにぴたり。「惜しかった。良いバーディーだった」と満足そうに話した。米ツアーを主戦場とする今季は苦戦が続くが、10月は日本で3試合に出場し復調気配。「今年の初めに比べて良いゴルフができた。こういうゴルフを続ければいつか勝てる」と手応えもある。今後は米ツアーに戻るが「食いついていけるように練習の質を上げたい」と決意を込めた。

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