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阪神・西純 フォーム再構築を決意 昨季最速150キロから常時140台前半まで減速、見直し図る

スポニチアネックス / 2024年10月28日 5時17分

キャッチボールする阪神・西純(撮影・北條 貴史)

 阪神・西純が“大改造の秋”へ向けて再出発した。前日にフェニックス・リーグ西武戦で先発した右腕は早朝に空路で帰阪し、そのまま甲子園での秋季練習に合流。「(やるべきことは)フォームを固めること。そこさえできればコントロールも球威も自然と良くなっていくと思う」と言葉に力を込めた。

 3回4安打5失点、5四球に終わった前日の反省も踏まえ、一球一球入念にフォームを確認しながらキャッチボールを行った。昨季まで最速155キロだった直球は現在、常時140キロ台前半まで減速。今季の公式戦で150キロを計測したボールは1球しかなく、制球面でも苦心した。

 「特に言う必要はないかな」と詳細な内容を明かすことはなかったが、改善点は明白。かねて「フォームに関しては一から構築しないといけない。コーチに指摘された部分を受け入れて、フィジカル面も強化したい」と話しており、今秋はランニングやウエートトレーニングなどにも積極的に取り組み、体づくりから見直しを図る。

 チームは来月から始まる秋季キャンプで若手投手主体による紅白戦を実施する予定だが、現段階で登板は未定。「フェニックスで課題はいろいろ出た。それをしっかり受け止めて練習するだけです」。潜在能力は誰もが認めるところ。不退転の覚悟を持って今秋は課題と向き合う。(石崎 祥平)

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