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ドジャース・大谷 左肩負傷で精密検査 由伸で連勝も緊急事態…ナインら心配もロバーツ監督は前向き

スポニチアネックス / 2024年10月28日 1時32分

<ドジャース・ヤンキース>7回、ニ盗に失敗し、負傷して苦痛に顔をゆがめる大谷(撮影・沢田 明徳)

 ◇ワールドシリーズ第2戦  ドジャース4ー2ヤンキース (2024年10月26日 ロサンゼルス)

 ドジャースは26日(日本時間27日)、ヤンキースとのワールドシリーズ(WS=7回戦制)第2戦に4―2で勝利し、連勝で2勝0敗とした。大谷翔平投手(30)は、四球で出塁した7回、二盗を試みた際に左肩を負傷。「亜脱臼」と診断された。試合後は敵地ニューヨークへ移動したチームを離れて、ロサンゼルスで精密検査を受ける予定。28日(日本時間29日)の第3戦以降の出場は不透明な状況になった。

 連勝に沸く本拠の歓喜が、遠く聞こえる。試合終了からわずか2分後の午後8時10分。クラブハウス裏の通路に現れた大谷は、額に汗をにじませ険しい表情のままだった。負傷した左肩を固定することなどはなかったが、荷物は利き腕の右手で持ち、出口に向かった。

 4―1で勝利目前のドジャースタジアムが、凍り付いた。7回1死。四球を選んだ大谷が、2死後にスタートした。二塁へスライディングしタッチアウトになったまま動けない。駆け寄った中島陽介トレーナーに、痛みに顔をゆがめたまま「肩っすね。左」と言い「(関節が)外れた?」と聞き返されると「たぶん」と答えた。左腕を支えられながらベンチに下がる姿に、大観衆は静まり返った。

 デーブ・ロバーツ監督は大谷の左肩が「亜脱臼」だと説明した。球場でのチェックでは「(左手の)強度や可動域が悪くなかった。ポジティブな情報。左打者にとっては(負傷が)右肩よりは良かった」と軽症を強調。だが、連勝発進したクラブハウスは勝利にも微妙な雰囲気に包まれた。第3戦の舞台となるニューヨーク移動のため、空港に向かうチームバスに大谷の姿はなかった。

 普段は一緒に帰ることのないウィル・アイアトン通訳と球場を後にした大谷は、そのまま病院に向かったもよう。米メディアは大谷が「精密検査の結果を待った上で27日(日本時間28日)にニューヨークに向かう予定」と報じた。ヤンキースの主砲・ジャッジも「最高の選手があんなケガをするなんて…。無事に良い知らせが来ることを願っている」と大谷を案じた。28日(同29日)の第3戦以降の出場について、ロバーツ監督は「私は彼が打線に残ることを期待している」と話した。

 今季、史上初の「50―50(54本塁打&59盗塁)」を達成。3打数無安打だった終盤で勝利に何とか貢献しようと、WS初めて試みた盗塁で負傷した。4年ぶりの世界一まであと2勝。81年以来43年ぶりの東西名門対決に、主役が戻ることを誰もが祈っている。(柳原 直之)

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