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神戸が天皇杯決勝へ “天皇杯男”MF佐々木が全2得点にからみ「目の前にフォーカス」

スポニチアネックス / 2024年10月28日 6時1分

<神戸・京都>後半、決勝点を挙げる神戸・佐々木(撮影・中辻 颯太)

 ◇天皇杯準決勝 神戸2―1京都(2024年10月27日 ノエスタ)

 準決勝2試合が行われ、決勝(11月23日・国立競技場)はG大阪と神戸の顔合わせに決まった。神戸は京都を2―1で下し、初優勝した第99回大会以来の決勝進出。G大阪は延長の末に3―2で横浜に競り勝ち、準優勝だった第100回大会以来4年ぶりの決勝進出となった。関西勢による決勝は全関学と大阪クラブが対戦した第33回大会以来71年ぶりとなる。

 初優勝した19年度大会以来5年ぶりのファイナル進出へ導いたのは神戸が誇る“天皇杯男”だった。1得点1アシストで全2得点に絡んだMF佐々木は「結果は後からついてくる。まずは目の前の試合を勝ちにいくことだけにフォーカスしている」と胸を張った。

 同点に追いつかれた後半10分だった。自ら得たPK。シュートはコースが甘くてGKに防がれたが、こぼれ球を右足で合わせてネットを揺らした。「外すのも想定内。はね返ってきた時に落ち着けたのは自分の中での成長かな」。天皇杯は4連発で、大会得点ランクトップタイ。天皇杯3回戦J2徳島戦でPKを外して以降、吉田監督からは「自分が取った時だけPKを蹴っていい」という指令が下っているが、失敗からの学びを生かした。

 クラブ初タイトルだった19年度大会決勝はスタンドから観戦した。「若い頃に“いいな”と思っていたピッチに立てるのはうれしい」と喜んだが「でも満足はしていない」と気持ちを切り替えた。11・23の国立決戦。5戦連発を成し遂げ、天皇杯を秋空に掲げる。 (飯間 健)

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