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陸上・橋岡優輝、長期オフで充電「今辞めたら逃げることに…」失意のパリ五輪から再起

スポニチアネックス / 2024年10月28日 17時6分

冬季トレーニングのため拠点の米国へ出発した陸上・橋岡優輝

 陸上男子走り幅跳びパリ五輪代表の橋岡優輝(富士通)が28日、冬季トレーニングを行うため羽田空港から拠点の米フロリダ州に出発した。

 東京五輪では6位入賞を果たしたが、パリ五輪では予選敗退に終わった。「僕の陸上人生における最悪のシーズンと言えるくらい落ち込んだ」と振り返り、来年9月に国立競技場で行われる世界選手権に向けて「来年はやり切るしかない。自国開催は、またとないチャンス。その場でどれだけビッグジャンプできるか準備できるかが鍵。そこだけを見据えたい」と語った。

 パリ五輪直後は「もう辞めようかなと思っちゃうくらいショックを受けた」と引退も頭をよぎったと言うが、「自分の中の理性が勝った」という。「今辞めるのは簡単だけど、支えてくれた人たちへ恩返しができてない。成績を求める中で今辞めたら逃げることになる」と踏みとどまった。オフは1カ月半ほど長く取り、旅行や友人との食事、母校の八王子学園八王子高への訪問などでリフレッシュ。「逆に忙しいくらいの感じで過ごした。陸上を完全に忘れて、ただただ楽しむ感じでした」と充電し、再スタートを切った。

 拠点を米国に移して3年目となる。「来年が勝負の年。そこで転けないように、やりきったと思えるようにしたい」と言う。冬季練習に向けても意欲的で「走力がついてきたのはコーチも感じている。(走力を)どう跳躍につなげるか詰める。着実に強くなることを考えたい」と語り「室内シーズンも幅(跳び)で出るか分からないけど(コーチから)“バンバン試合に出す”とは言われている。負荷が高い練習が多くなると思っている」と冬季練習を見据えた。

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