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橋下徹氏 “ボロ負け維新”代表に辛口要求「古いタイプの政治家・馬場さんは変わらなきゃいけない」

スポニチアネックス / 2024年10月28日 18時25分

橋下徹氏

 元大阪府知事・大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が28日、MBSテレビ「よんチャンTV」に出演。前日投開票された衆院選での古巣・維新への思いを語った。

 日本維新の会は本拠地・大阪の19小選挙区で全勝したが、全国では振るわず公示前の43から38に議席を減らした。

 橋下氏は「まず大阪の有権者は大阪維新と国政維新を混同していると思う。大阪では知事、市長、議員がさまざまな政策を実行していて、それを体感してくれている。もちろん賛否はあるが自民党よりマシと判断してくれて、維新に入れてくれたんだと思う。でも大阪の政策について国会議員がやったことは何一つない」と断言した。

 「大阪から一歩外に出ると、維新の国会議員が何もやってないから、なんで維新なの?ってことになる」と全国での不人気を分析。「だから全国的に見ると、維新はボロ負け!ひとり負け!160人も候補者立てていて、地方の維新候補者の得票率は3、4ポイント」と厳しい現状を強調した。

 

 日本維新の馬場伸幸代表についても辛口だった。「僕から見れば、維新の中でも一番古いタイプの政治家。昔ながらの自民政治をやりたい。だから自民や立憲の幹部たちと飲み食いしながら…みたいなのが大好きなのが馬場さんなわけで」と評し、「馬場さんが(各地の演説で)“大阪の改革を全国に!”って…馬場さん大阪の改革やったことないからね。厳しく言えばそうなの」と苦言を呈した。

 「何が言いたいかっていうと、馬場さんに変わってもらわきゃいけないの。古いタイプの政治家のままで“大阪の改革を全国に”って言ったって誰にも響かない」と指摘。「しかも馬場さんたち中心メンバーは政策活動費の領収証を全然出さない。僕は公開しろと言ってたのに。大阪では飲み食いの領収証を隠すなんてことやらなかった。そんなことしたら役人も動かないし、市民・府民も改革に応じてくれない」と力説した。

 「根本的に、今の国政維新は改革をまったく分からない人たちが古いスタイルでやってることで衰退してしまったのかな…と思う。大いに反省してもらって、それを変えなきゃいけない」と提言。「今後、維新はキャスティングボートを握る重要なポジションになるから、馬場さんは代表を続けたいんですよ。だけど“ほんとにそれでいいの?”って声が維新の中から上がってきてる。古い国会議員の集団から脱皮しないと、国政維新は持たないと思う」と最後まで厳しい口調だった。

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