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朝ドラ「ばけばけ」ヒロインは「令和の憑依女優」高石あかり 「また仕事したい」共演者ほれる愛されキャラ

スポニチアネックス / 2024年10月30日 5時31分

<ばけばけヒロイン発表>感極まり涙する高石あかり(撮影・後藤 正志)

 来年後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロインを女優の高石あかり(21)が演じることになった。29日、NHK大阪放送局で発表された。

 会見場に登場するなり大粒の涙を浮かべ「小さい頃から朝ドラのヒロインが夢でした。今、ここで凄く実感が湧いてきて…」と声を震わせた。知名度が高くないだけに「皆さんに覚えてもらえるように」とワスレナグサ、「感謝」の花言葉を持つハナミズキをあしらった着物姿で臨んだ。

 2892人が参加したオーディションから選ばれた。22年後期の「舞いあがれ!」、来年前期の「あんぱん」に続く3度目の挑戦。9人が最終審査に残り、制作統括の橋爪國臣氏は「会場に入ってきた時に“あ、この子だな”と。他に抜群に知名度の高い人もいたけれど、そこにいるスタッフ全員一致だった」と振り返った。

 今作は、怪奇文学作品集「怪談」を発表した明治の文豪、小泉八雲ことラフカディオ・ハーンとその妻、小泉セツをモデルに夫婦の絆を描く。高石は「2人をしっかり愛してもらえるように頑張りたい」と意気込んだ。相手役を選ぶオーディションは既に終了しており、今後発表される。

 高石は2014年、所属事務所のエイベックスが主催するキッズコンテストで入賞し、芸能界入り。音楽グループ「〓―X’s(アクロス)」のダンサーとして活動し、19年から女優として本格始動。21年の主演映画「ベイビーわるきゅーれ」での演技が高く評価され、その後は映画やドラマに出演する機会が激増した。演技力の高さから「令和の憑依(ひょうい)女優」と呼ばれている。

 気さくな性格で、誰とでもすぐに打ち解けられるタイプ。共演者やスタッフに「また仕事がしたい」と言われる愛されキャラでもある。撮影は来年3月中旬から始まり「朝ドラヒロインの明るさだけじゃなくて苦しさ、悩みを乗り越えようと一歩前に進む姿を見せたい」と誓った。

《発表会見をNHKで生中継》 ヒロインの発表会見はNHK「列島ニュース」(月~金曜午後1時5分)で生中継された。ベテラン局員は「初の試み」としている。司会の高瀬耕造アナウンサーが会見場から中継した。同局は「視聴者の方とヒロイン発表の瞬間を一緒に迎えたい」と意図を説明した。過去には「ちむどんどん」(22年放送)の会見がコロナ禍で開けず、21年3月放送の情報番組「あさイチ」に主演の黒島結菜(27)が登場する形でヒロインが発表されたことがある。

 ◇高石 あかり(たかいし・あかり)2002年(平14)12月19日生まれ、宮崎県出身の21歳。14年に「キラットエンタメチャレンジコンテスト」でナルミヤオンライン賞を受賞。主な出演作は舞台「鬼滅の刃」シリーズ、映画「わたしの幸せな結婚」(23年)、TBS系ドラマ「墜落JKと廃人教師」(23、24年)など。1メートル60。

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