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三菱自動車倉敷オーシャンズが18年ぶり初戦突破「大学背負って…」中日ドラ1金丸の先輩が攻守で躍動

スポニチアネックス / 2024年10月30日 13時10分

<JR四国・三菱自動車倉敷>4回、勝ち越しの生還をし、ナインとハイタッチする三菱自動車倉敷・岑(撮影・長嶋 久樹)

 ◇第49回社会人野球日本選手権大会1回戦 三菱自動車倉敷オーシャンズ2―1JR四国(2024年10月30日 京セラD)

 三菱自動車倉敷オーシャンズがJR四国との1回戦を2―1で競り勝ち、倉敷オーシャンズとして活動していたクラブチーム時代の06年以来18年ぶりの初戦突破を決めた。

 関大出身の新人で「5番・右翼」の岑幸之祐が攻守で光った。

 守備では初回先頭と2回1死一塁で右中間へのライナーをダイビング捕球。立て続けの好捕で勢いに乗った。

 打っては、同点の4回先頭で右越え三塁打を放ち、続く打者の左犠飛で決勝の生還。いずれの走塁も間一髪のタイミングだったが、頭から飛び込む好走塁でチームを鼓舞した。

 「(走塁)は“いったれ!”と、ヘッドをしてガッツポーズする未来が見えていたので行きました。普段は緊張するタイプなのですが、今日はワクワクした気持ちで臨むことができました」

 関大では、今秋ドラフトで中日から1位指名された金丸夢斗(4年)の1学年先輩。シート打撃などで対戦するも快音は響かず、「球は速いし、変化球も凄いし、これがプロに行く投手か…」と衝撃を受けた。大会直前に不振に陥るも、前日29日に慣れ親しんだ関大グラウンドで練習を行い、初心を取り戻して臨んだ一戦だった。「高校や大学の看板を背負っている。少しでも指導者や後輩に恩返しをできればと思います」と躍進を見据えた。

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