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ド軍スミス「明日しっかり試合に臨み、シリーズを終わらせたい」 リリーフ陣温存に手応え

スポニチアネックス / 2024年10月30日 14時4分

5回、右越えにソロ本塁打を放ったドジャース・スミス(AP)

 ◇ワールドシリーズ第4戦 ドジャース4ー11ヤンキース(2024年10月29日 ニューヨーク)

 視線はすでに「明日」だった。試合後、ドジャースのウィル・スミス捕手(29)は30日(日本時間31日)の第5戦へ、即座に気持ちを切り替えていた。

 扇の要は淡々と敗戦を振り返った。捕手としてもリードが難しいブルペンデー。「今日の試合でも何度かチャンスがありました。彼らを使いながら、うちはブルペンみんなが全7試合を健康に戦い抜くことを目指しています。明日に向けても準備はできています」と話した。

 誤算があるとすれば、3回だった。2―1とリードした場面で、この回から2番手としてマウンドに上がったハドソンが乱れた。「ジャッジに死球を当ててしまい、そのあとも制球が安定しなかった。ハドソンは今季ずっと良い投球をしてくれていましたが、ボルピの本塁打もスライダーが浮いてしまった」。1死からジャッジに死球を与えると、その後も四球などで走者をため、ボルピに痛恨の逆転満塁弾を許した。今季は65試合に登板し、防御率3・00と安定した数字を残していた37歳のベテランが、本来の実力を出すことができなかった。

 それでもナックが4イニングを投げるなど、第5戦に向け、ブルペン陣の温存はできた。さらに自身の打撃の調子も上向いてきている。「外角高めでしたね。ライトの短いポーチ(フェンス)に向けてうまく打ち込めました」。2―5の5回無死、ヤンキース先発・ヒルからワールドシリーズでは4年ぶり2本目となるソロ本塁打を放ち、追い上げムードをつくった。

 1敗はしたが、圧倒的有利には違いない。それでも油断はせずに次なる戦いへと挑む。「我々としては再び勢いをつかむために、準備を整え、明日しっかり試合に臨み、シリーズを終わらせたいと思います」と言う。

 「シリーズ全体をコントロールし、リリーフ投手全員を健康でフレッシュな状態に保つよう努めています。今日も数人がステップアップして、試合を何とかつなげてくれました。明日には全員が健康で準備ができている状態です」と自信を持って投手陣をリードし、チームを世界の頂点へと導く。

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