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西部ガスが2大会連続初戦突破 生え抜き初の松薗史敏監督「失敗を恐れずにやろうと掲げてきた」

スポニチアネックス / 2024年10月31日 14時7分

<JR東日本・西部ガス>6回のピンチでにマウンドに向かい高椋(右から2人目)らナインを落ち着かせる西部ガスの松薗監督(右)(撮影・長嶋 久樹)

 ◇第49回社会人野球日本選手権1回戦 西部ガス5―0JR東日本(2024年10月31日 京セラD)

 西部ガスは投打がかみ合って快勝した。投げては先発の高椋俊平(28)から村田健(30)の継投で無失点。打っては「1番・右翼」の樋口昇樹(23)が3打数2安打、2本の犠飛で2打点を挙げた。

 2012年の西部ガス創部時に1期生として入社した松薗史敏監督(35)は、就任1年目で達成した自身の2大大会初勝利に感慨深い表情を浮かべた。

 「素直に嬉しいです。前々任、前任とアマチュア野球では名将とされている方。創部から初めて生え抜きで監督になったので、失敗を恐れずにやろうと掲げてやってきた」

 前々任の初代監督は、日本通運を1994年に日本選手権初優勝に導き、日本代表監督も務めた杉本泰彦氏。前任は駒大苫小牧(北海道)で2004、05年の夏の甲子園を連覇した香田誉士史氏だ。香田氏からは「楽しみにしているから頑張りなさい」と励まされた。

 創部当初は大学生にも負けるほど弱く、ソフトバンク3軍と試合をして0―20で負けたこともあったと振り返る。守備の大切さを痛感し、守り勝つチームづくりを目指してきた。この日は硬さの残る初回に1失策はあったが、投手陣が期待に応えて無失点に抑えた。

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