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西部ガスが2回戦進出 松薗史敏監督は2大大会初勝利「失敗を恐れずやろうと」

スポニチアネックス / 2024年11月1日 6時3分

<JR東日本・西部ガス>9回、西部ガス・樋口の犠飛で追加点(撮影・長嶋 久樹)

 ◇第49回社会人野球日本選手権1回戦 西部ガス5―0JR東日本(2024年10月31日 京セラD)

 5大会連続の出場となった西部ガスは5―0でJR東日本を破り、2回戦進出を決めた。「1番・右翼」の樋口昇樹外野手(23)が3回の決勝犠飛を含む2安打2打点と貢献した。

 西部ガスの松薗史敏監督は、就任1年目で達成した自身の2大大会初勝利に感慨深い表情だった。「初めて生え抜きで監督になったので失敗を恐れずやろうと」。初代監督は日本通運を1994年に日本選手権初優勝に導いた杉本泰彦氏。前任の2代目は駒大苫小牧(北海道)で04、05年の夏の甲子園を連覇した香田誉士史氏だ。創部1期生として12年の入社当初は、ソフトバンク3軍に0―20で大敗。「そこから一つ一つを丁寧にやろうと感じた」。重ねてきた努力が今につながっていることを実感した。

 入社2年目の樋口昇樹も初の喜びを味わった。2大大会初スタメンで決勝犠飛を含む2安打2打点。「(犠飛は)目線を上げて高めの球を打つイメージ。チャンスで回してくれたおかげ」と感謝した。昨年大会は代走のみ。課題の守備は打球に対する1歩目の動きや送球を徹底的に練習した。藤蔭(大分)から沖データコンピュータ教育学院という経歴は、元広島投手の一岡竜司氏と同じ。面識はないが憧れの存在で「自分もプロを目指したい」と意気込んだ。 (石丸 泰士)

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