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「光る君へ」ホワイトのまま?道長“強引な政”の理由は“25年前の約束”ネット反響「まひろ愛が激重」

スポニチアネックス / 2024年11月1日 10時32分

大河ドラマ「光る君へ」第41話。藤原道長(柄本佑)(C)NHK

 女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は10月27日、第41話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となった。

 第41話は「揺らぎ」。即位した三条天皇(木村達成)と藤原道長(柄本佑)による覇権争いが、早くも水面下で勃発。道長の息子たちの序列争いも表面化していく。その頃、まひろ(吉高由里子)は一条天皇を失った悲しみに暮れる藤原彰子(見上愛)を慰め、和歌の会を開くことに…という展開。

 寛弘8年(1011年)。道長はまひろの局を訪ねる。

 道長「まだ書いておるのか」

 まひろ「随分なおっしゃり方ではありませんの。書けと仰せになったのは、道長様でございますよ」

 道長「光る君と紫の上はどうなるのだ?」

 まひろ「紫の上は死にました」「誰も彼も、いずれは黄泉路へ旅立つと思えば、早めに終わってしまった方が楽だと思うこともございます。道長様はそういうことはございません?」

 道長「今はまだ死ねぬ」

 まひろ「道理を飛び越えて、敦成(あつひら)様を東宮に立てられたのは、なぜでございますか?より強い力をお持ちになろうとされたのは…」

 道長「おまえとの約束を果たすためだ。やり方が強引だったことは承知しておる。されど俺は常に、おまえとの約束を胸に生きてきた。今もそうだ。そのことは、おまえにだけは伝わっておると、思っておる」

 「約束」とは寛和2年(986年)、まひろが「道長様は偉い人になって、直秀のような理不尽な殺され方をする人が出ないような、よりよき政をする使命があるよ」「この国を変えるために、道長様は高貴な家に生まれてきた」(第10話、3月17日)と訴えたのに対し、道長が「遠くの国には行かず、都にいて政の頂を目指す。まひろの望む世を目指す」(第11話、3月20日)と答えたやり取り。

 道長が最高権力者に上り詰める姿は父・藤原兼家(段田安則)が重なるが、手段を選ばないのは家の繁栄のためではなく、まひろと25年前に交わした約束のためだった。

 SNS上には、様々な声や解釈が上がった。

 「道長くんのまひろ愛が重い」「まひろとの約束が呪いになっていないか?」「それほどに直秀への懺悔とまひろとの約束は重いのよ。道長の孤独が悲しいな」「しかも、まひろに分かってもらえているとか、激重。しかし、分かってもらえていなかった」「ズルいよ、道長さん。『おまえとの約束を果たすためだ』なんて言われたら、何も言えなくなっちゃうじゃん」「行成が諫めるほどのブラック道長…どんどん人心が離れていく」「本人は至ってホワイトなつもりなのに、ブラック道長が出来上がっている…心は最後までホワイトなのかな」「道長の曇りなき眼を見て、やっと理解できた気がする。まひろのためという思いが強いあまり、それ以外のことに関して鈍感すぎるんだなと。ホワイトのまま闇落ちしていく新たなパターンかもしれない」

 藤原行成(渡辺大知)からの苦言、三男・藤原顕信(母は源明子)(百瀬朔)の出家、病…。窮地に追い込まれる道長は果たして。次回は第42話「川辺の誓い」(11月3日)が放送される。

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