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大相撲・新弟子検査 元横綱のおい2人が角界へ 武蔵丸のおい・アイルア&朝青龍のおい・ルブサンゴンボ

スポニチアネックス / 2024年11月2日 4時21分

九州場所の新弟子検査を受検した元朝青龍のおい・ルブサンゴンボ(左)と元武蔵丸のおい・アイルア

 大相撲九州場所(10日初日、福岡国際センター)の新弟子検査が1日、福岡市であり、武蔵川親方(元横綱・武蔵丸)のおいのダニエル・アイルア(18=武蔵川部屋)と元横綱・朝青龍のおいのセルジブデー・ルブサンゴンボ(18=錣山部屋)ら9人が受検した。全員が身長1メートル67以上、体重67キロ以上の体格基準を満たし、内臓検査の結果を待って初日に合格者が発表される。アイルアが合格すれば、1964年の高見山に始まるハワイ出身力士の系譜が復活する。

 相撲史を彩ったハワイ勢が復活する。アイルアは19年秋場所限りで引退した元幕下・武蔵国の弟。武蔵川親方は母の兄に当たる。

 高校まで打ち込んだアメフトではDTを務めた。パスプレーでは相手QBへ圧力をかけ、ランプレーでは中央突破を防ぐ。瞬発力を求められるポジションでハワイ3位に輝いたという。伯父譲りだろうか、1メートル81、129キロと均整の取れた数値が体格検査で出た。

 高見山に始まり小錦、曙さん、武蔵丸。横綱2人に大関も輩出した。4月に54歳で亡くなった曙さんは優勝11回、武蔵丸は12回を誇った。共通点は小錦の体重230キロに象徴されるパワー。昨年8月に来日し、稽古と日本語学習に取り組んだというアイルアはようやく迎えた新弟子検査に「うれしいです」と語り、目指す取り口を「押し相撲です。稽古はきついけど楽しみ」とはにかんだ。

 ルブサンゴンボは1メートル86、116キロだった。朝青龍の兄で新日本プロレスでも活躍したブルー・ウルフの次男。高知・明徳義塾中へ野球を志して入学し、3年時に強打の外野手で軟式の全国3位に輝いた。ところが父や朝青龍からの誘いに相撲転向を決意。叔父と同じ明徳義塾高で相撲部に入った。

 1年の全国高校総体で100キロ級16強。2年になって休学し、昨年8月から錣山部屋で研修に励んできた。朝青龍に角界入りを伝えると「いい部屋だ。頑張れ」とエールを受けたという。「やっと入門できる。できれば早く関取になりたい」。2人の入門が新旧勢力のせめぎ合いに、新たな魅力を加えそうだ。(筒崎 嘉一)

 ≪いとこ豊昇龍「乗り越えて」≫ルブサンゴンボのいとこ、大関・豊昇龍はこの日、福岡県糸島市の部屋へ出稽古に来た関脇・大栄翔らと連続27番取った。普段から連絡を取り合っているという弟分へ、「努力した人間が強くなれる。我慢して、乗り越えて」と期待を語った。自身は秋場所で8勝止まり。名古屋場所で負った右足のケガがようやく癒え、「(30番の大台まで)あと3番取れた~」と笑い、好調を印象づけた。

 ≪東海大柔道部→角界 岡田171キロでパス≫名門の東海大柔道部から角界入りを決め話題となった岡田は1メートル70、171キロでパスした。22年東京学生体重別選手権男子100キロ超級で3位の実績を持つ22歳は、同部OBで東京五輪金メダルのウルフ・アロンの“仲介”で高田川部屋に入門。「本格的に相撲を取れるのが楽しみ。みんなの期待に応えていきたい」と声を弾ませた。

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