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約2カ月半ぶりリーグ戦スタメンの神戸DF本多勇喜が無失点貢献「やるべきことやろうと」先制点も関与

スポニチアネックス / 2024年11月2日 9時36分

<神戸・磐田>前半、本多(右)は激しいマークにあう(長嶋 久樹)

 ◇明治安田J1リーグ第35節 神戸2―0磐田(2024年11月2日 ノエスタ)

 神戸は磐田を2―0で一蹴し、暫定首位に浮上した。守備陣は3試合ぶりのクリーンシート達成。8月17日・G大阪戦以来のリーグ戦スタメンとなったDF本多勇喜(33)が後半2分の先制点に関与するなどベテランらしい安定感を披露した。

 「タスク?そこは別に何かを求められたわけじゃないけど…自分のやるべきことはやろうと思いました」。先制点の場面では磐田MFクルークスに厳しくチェックにいき、前を向かせず。クルークスが味方につなごうとした横パスをMF井手口が奪いきって高速カウンターを発動させた。

 「相手のカウンターのリスク管理は後ろ(DF陣)でやらないと分厚い攻撃はできないと思っていた。全員がしっかり対処することを意識していたし、マイボールにできて良かった」。同じ左サイドバックのDF初瀬亮のような高精度パスはないが、その分、高い守備力を誇る。「ACLEや天皇杯でも出場していたので試合勘は普通でした」と話すが、負ければ2連覇が遠のく一戦で、普段通りの持ち味を発揮した。

 落ち着きはピッチを離れても変わらない。暫定首位に立っても「まだ広島が試合していないし、俺らは全ての試合で勝つしかないと思っているので、浮つくことはない」。昨季と違って追いかける立場になっても「心境の変化?どうなんすかね…俺はないですけど。他の人に聞いてみてください」。その“淡々さ”がチームに安心感を与えている。

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