日本バンタム級王者・増田が初防衛　「相手のペースに付き合ってしまった」と反省

スポニチアネックス / 2024年11月2日 21時1分

日本バンタム級タイトル戦で初防衛に成功した増田（中央）右は敗れた40歳の宇津見

　◇日本バンタム級タイトルマッチ10回戦　王者・増田　陸（27＝帝拳）TKO　7　回26秒　同級9位・宇津見義広（40＝ワタナベ）（2024年11月2日　後楽園ホール）

　日本バンタム級王者の増田が40歳のベテランの宇津見を7回26秒TKOで破り、初防衛に成功した。序盤は相手の変則攻撃に手こずったが、宇津見の両目から出血させるなど徐々に弱らせる。6回すぎからは左ボディーが命中。最後は連打でTKO勝ちした。

　初防衛した増田は「結果防衛できてうれしいが、内容は満足できない。相手がトリッキーで付き合ってしまった。仕留めきれなかった」と4回までに倒せず不満げ。40歳の老かいさも「経験になった。頭が低くて多少強引に形にこだわらず行けばよかった」ときれいに倒すことばかり考えていたという。「次は誰が相手でも倒せるように。きょうは20点ですね」と反省しきりだった。