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トヨタ自動車 2年目の増居が2大大会初星 威力増した直球は自己最速タイ148キロ「打者一人一人に…」

スポニチアネックス / 2024年11月3日 6時0分

<トヨタ自動車・日本製紙石巻>力投するトヨタ自動車・増居 (撮影・須田 麻祐子)

 ◇第49回社会人野球日本選手権 トヨタ自動車8ー2日本製紙石巻(2024年11月2日 京セラドーム)

 2大会ぶり7度目の優勝を狙うトヨタ自動車が8―2で日本製紙石巻を下し、快勝発進した。先発した慶大から入社2年目の増居翔太投手(24)が6回を3安打1失点。2大大会での初勝利をマークした。

 大事な初戦の先発起用に、増居が危なげない投球で応えた。高めの直球を有効に使い、6回を3安打1失点。4者連続を含む7三振で、相手打線を寄せ付けなかった。

 「打者一人一人に自分のボールを投げきることを心がけました」

 夏から秋にかけて球速を上げ、球威を高めることに取り組んできた。直球は自己最速タイとなる148キロをマーク。「これまで信頼度が高くなかった」というフォークで3つの空振り三振を奪った。

 今夏の都市対抗を最後に、ミスター社会人野球と称された佐竹功年が現役を引退。チームは過渡期にあるが、増居をはじめ入社2年目以下の4投手で1試合をまかなった。「佐竹さんがつくってきた投手陣にはまだまだ及びませんが、若いピッチャーで1試合を投げ切れたのは良かったです」とうなずいた。

 今秋のドラフト会議では指名漏れを経験したが、「自分でコントロールできることではない」と今大会に照準を合わせてきた。投打がかみ合っての快勝。新生トヨタの象徴として、増居が進撃を支える。 (森田 尚忠)

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