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阪神・才木に松坂大輔氏が金言とエール「普段通りに投げられれば」 成長に太鼓判「日本のベスト5」

スポニチアネックス / 2024年11月3日 5時3分

<侍ジャパン合宿 4日目>ノックを受ける阪神・才木(撮影・光山 貴大)

 国際大会「プレミア12」(グループBは13日開幕)に出場する侍ジャパンは2日、宮崎市で強化合宿第2クール初日を迎えた。初の国際大会に臨む阪神・才木浩人投手(25)は、取材に訪れた日の丸のレジェンド右腕・松坂大輔氏(44=本紙評論家)から、本紙を通じて“金言”とともに熱いエールを受け取った。

 強化合宿の第2クール初日。あいにくの悪天候の下、才木は室内ノック、キャッチボール、トレーニングなど約3時間、精力的に汗を流した。そして、テレビ番組の企画で松坂大輔氏との対談に臨んだ。よほど盛り上がったのだろう。予定の20分間を10分間もオーバーした末、ようやく右腕は姿を見せた。

 帰りのバスにチームメートを待たせていたこともあり、「(松坂氏に対し)“自分としてはいい経験ができれば”と。(大会では)自分の感覚でいけたらいいという感じです」と手短に話して足早に帰途へ就いた。ただ、充実の時間を過ごしたであろうことは、その表情が物語っていた。

 それは松坂氏も同様だった。だから本紙取材に応じた日の丸のレジェンド右腕は、初の国際舞台に臨む才木に“金言”とも言えるアドバイスを送った。

 「特に何かを変える必要はない。普段通りに投げられれば、十分に抑えられる。海外の選手が驚くようなボールを投げてくれると思う」。00年シドニー五輪を皮切りに、04年アテネ五輪で銅メダルを獲得し、06、09年にはWBC連覇の原動力となった日の丸のレジェンドエース。その経験を踏まえ力強く背中を押すと、現時点の立ち位置についても「日本のベスト5に入る投手になってきた印象」と太鼓判を押した。

 根拠もある。実は、中日在籍時の18年に先発同士で投げ合った経験が3度ある。同学年の現阪神・藤川監督を介して交流も深め、これまでに何度も才木に助言を送ってきた経緯もある。今季登板も数試合をチェックしており、「投げているボールが全然違う。球の強さ、スピードもそうですけど、今の才木くんは(18年とは)比べものにならないくらい、スケールアップしている」とうなずいた。その上での“金言”は格段に説得力を増す。

 対談前には「緊張しますね…」と話していた才木。示された日の丸のエースへと続く道を、力強く歩む。 (石崎 祥平)

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