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日本ハムの二刀流左腕・矢沢 守備の秋!今秋は二刀流“封印”で野手専念 キャンプで守備力向上

スポニチアネックス / 2024年11月3日 6時0分

居残り特守を行う矢沢(撮影・高橋 茂夫)

 守備の秋だ。日本ハムの二刀流左腕・矢沢宏太投手(24)が、今秋キャンプで野手に専念する。キャンプ2日目の2日は、約1時間もみっちり外野の守備を実施。新庄剛志監督(52)は来季以降に投打のどちらかに専念させる可能性も示唆しており、二刀流継続も注目されるが、まずは守備力を向上して野手の刀を磨いていく。

 ベンチに戻った矢沢は息を切らし、汗びっしょりだ。森本外野守備走塁コーチのノックとマンツーマン指導を受け、約1時間も外野守備の練習に専念した。このキャンプは投手の刀をしまい、野手のレベルアップを図っていくつもりだ。

 「守備固めと変わらないぐらいのレベルに仕上げていこうと。守備は(試合に)最後まで出られるレベルを目指してやりたい」

 マイクを手にした同コーチに「それじゃホームで刺せないよ」などとイジられながら、同学年の万波や水谷らとノックを受けた。ファンに開放した2年連続のエスコンキャンプでこの日は1万2000人が訪れ、ミスをすれば観客からため息も漏れる試合さながらの状況下だったが「試合に近い緊張感がある。(ファンに)楽しんでもらえたら。こっちもマイクを持たせてほしいですね」と笑った。

 新庄監督は先月24日のドラフト会議後に、二刀流の継続について「やっぱり2年目が終わって、どっちがいいかはっきりさせるのも監督の役目。答えを出してあげないといけない」と投打のどちらかに専念させる可能性も示唆。矢沢も「その辺に関してはこれから(球団と)話していくと思う」とした。

 林ヘッドコーチからも「練習では1軍のいい選手だから、それを試合で出せるように」と声をかけられており、「ノックと(試合の)打球の質も違うので、そこは経験してうまくなっていきたい」と矢沢。まずは外野手としての基礎力をアップさせる秋にする。(田中 健人)

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